君の嘘、僕の嘘。...etona

 

 

ロングバケーション - 2003年11月28日(金)

それは、突然の宣告だった。


1年半前に終わったはずのロングバケーションが

実は続いていたんだなあ

とぼんやりする。

おわりを告げるまで、あと3日間。

やり残した事、、、。


そんなもの、何にもない。

あったとしてもそれはそのままだし、

そのほうがいいし。


欲しかったロングバケーション。

最初手に入れるまで、苦労したのに

今じゃ忘れちゃったなあ

変わってないようで変わった自分に拍手だね

あの頃よりも、少し大人になっただろうか


まだまだ旅の途中で

ますます荷物が減る予感で

すごい楽しい(多分)


感性は失ったけど 悲しみは皆無

それは赤ん坊が生まれる以前の記憶をリセットするのと同じ


次の旅路も どんな女優よりうまく演じられるだろう

だって、わたし

ロングバケーションはまだ続くこと

分かっているから


...

ワールズエンド - 2003年11月23日(日)

かなしい気持ちを隠していても
あなたのそばに居たくて
どこまでも走るだろう

あなたがいればそれだけでなんにもいらない
だからお願い ねえもう離さないで

地位も名誉も要らないのさ すべてだれかにくれてやる

世界で一番かわいい私で有り続ける
ダイアモンドのドレスをまとう
あなたが私を見つけやすいように

かなしい気持ちが溢れても
あなたのそばに居たいから
手段は選ばないだろう

今日も細胞をすり減らして ひとりで闘うよ
光り輝くこの街で

あなたがいればそれだけでよかったのにね
届かなくてもよかったのにね

今日も少し気を遠くしながらも
闘おう、明日の為に


...

恋人とナイフと白夜 - 2003年11月02日(日)

瞳を閉じて 朝が来るまで

白い息でいらだちの 輪郭をぼかして
形つくる為には 少し無理も必要さ
ほらもう始まっている
合図に遅れないように
うまく壊すだけ

瞳を閉じて
すべてが終わりを告げるまで
亡くすものなど
なんにもないから
君がいない今では

あの頃なんて言いたくないけれど
あの曲が流れると 君が恋しい
どっちが嘘だと分かるだろう
無防備な頬にナイフを
その瞳に銃を

瞳を開いて
本当にすべてが終わってしまうなら
絶望と孤独に僕らは
耐えうるのだろうか

生まれる総てに理由があるのなら
消えた記憶にも訳があるのだろう
今じゃ欲しかった事すら思い出せない

瞳を開いても
世界が変わらない様に
明日も続く未来に絶望しながら

瞳を閉じて
君の事すら
忘れる朝まで


...




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