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2007年08月04日(土)
難しい問題

「自殺は突然」など自殺者の心理、半数が誤解…内閣府調査 「自殺を口にする人は本当は自殺しない」といった 自殺に対する“誤解”が国民の間で根強いことが、 内閣府が4日に発表した「こころの健康(自殺対策)に 関する世論調査」でわかった。
調査では、自殺に関する認識について質問。 「自殺は覚悟の上の行為」「自殺を口にする人は 本当は自殺しない」「自殺は何の前触れもなく突然起きる」 といった、専門家の間では「偏見」が、定説となっている 見方について尋ねると、「そう思う」と肯定した人が それぞれ58・3、50、46%と5割前後でトップとなった。
世界保健機関(WHO)の研究などによると、 自殺者の多くが、実際には直前まで迷い、周囲に その意思を打ち明けたり、ほのめかしたりしているという。
また、自殺に関する公的な相談窓口の認知度が 低いことも判明した。政府は、全国の保健所や 精神保健福祉センターに「こころの健康」相談窓口を 設置しているが、保健所の窓口を知っていた人は33・6%、 精神保健福祉センターの窓口を知っていた人は 20・3%にとどまった。
自殺対策として政府が重点的に整備すべき 相談体制の内容としては、「いじめ」(48%)、 「失業」(34・3%)、「介護」(33・6%)、 「多重債務・ヤミ金融問題」(32・9%)などが 上位を占めた。
調査は、昨年10月の自殺対策基本法の施行を受け、 今年5月に初めて実施。全国の20歳以上の 男女3000人(回答者数1728人)を対象に行った。 (2007年8月4日19時27分 読売新聞)
んー。難しい問題。 学問的にしっかり考えてみたい今日この頃。
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