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ゆすらさんのメールから始まった舞妓祭。。。 ゆ『着付けの先生が、若いうちに舞妓体験とかした方がよいってー。 やってみたーい』 て『おらもやりたい!』 ということで前々から目をつけていた変身処のURLを送り、みおち、閣下、N子さんの五名で舞妓祭開催が決まった。 場所も参加者も日程も、こんなに早く決まったことは今までなかった気がする。ただ、全員の都合で開催は一ヵ月後になったのだけれど。 祭まで1ヶ月。早寝早起き、おやつは控えめにしよう!、、、、なんつー計画は、ほとんど実行されず。 数年ぶりのコンタクトを泣きながら目に入れ、しかも待ち合わせに遅刻しながら到着。 祭参加者は五名だが、小さなお店なので三・二に別れて入店。 「いらっしゃいませ〜。用紙にご記入を。足のサイズは。これを着て、貴重品はこちらに。着替え場所はそちら」 と、説明を受け、受けとったぺらい下着(あれは襦袢でよいのかね?ゆすらさん)に着替えたところでてんゆには衝撃的な説明を聞かされる。 「あ、コンタクトしてらしたら外しておいてくださいね(にっこり)」 なにぃーっ!( ̄□ ̄;)!! こいつのせいで涙と鼻水、挙句遅刻までしたのに外せと!? つけるよりも外すのが苦手なてんゆさん、一人洗面台にこもりコンタクトに悪戦苦闘。二人より遅れて化粧台に着く。 先の二人はすでに顔が白く、髪は紫の布でまとめ上げられ、横から見るN子さんはエジプトの女王のように見えた。(←でも裸眼だからあまり見えてない) て「写真撮ろうか?」 N「やめて」 すげなく却下。 あとでゆすらさんに聞くところによると、白く塗られた自分の顔は「まるで呪怨だった」とのこと。あまり見えていないてんゆには恐れるものはなにもなかった。 そして、てんゆにも白塗りの儀式がはじまる。 まず油で顔を拭かされ、ティッシュでぬぐった後、鬢付け油を少量?顔にぐいぐいと塗りつけられる。 ぐいーぐいぐいぐいーーー。 まるで指圧を受けているような、、。なるほど、コンタクトは外してくれと言うはずだと納得。 「ちょっと冷たいですよー」 刷毛でうなじを一なで。ぞぞーっとこう・・・。ちょっと気持ちよかった。懐かしい床屋さんに似た感じ しかし気になったのは「あの、舞妓さんでよかったんですよね?」の一言。やっぱり舞妓やるように見えませんか。。(--;) ささーと背中、首筋、顔を塗り終え、お粉をはたき( いい匂いだった)、眉を描く。 「目は閉じないでくださいね」 がしぃっ。頭をつかまれ、眉を描く。何度も何度も何度も何度も。ちょっとでも目を閉じ様なら「目は閉じないで・・・」、、鏡とてんゆを交互に見ながら描いていく。さらにアイライン。目尻に朱を入れ、一重のてんゆにこれでもかーと黒のラインを入れる。厚さ3mmほどのラインを、やはり何度も何度も何度も何度も描き足して作る。やっぱり目を閉じることを禁じられる。 動いちゃいけないと思い、呼吸の仕方すら忘れそうになりましたよ。てんゆさんは。 「にっこり笑ってくださいねー」 がんばって笑顔を作る。 「はい、そのままー。笑った唇を作りますからね」 がんばってフリーズ。 唇も白く塗った上から紅を挿すので笑い顔になるように小さく唇を描く。 「普通にしていると変に見えるかもしれませんが、写真を撮るときは今のお顔にしてくださいねー」とのこと。 頬紅をつけて完成。 てんゆさんは鏡にぐいと顔を近づけ、まじまじと見る。 (ほー、ほー、うわっ凛々しー。竹ノ塚!竹ノ塚だわっ)けして宝塚ではないところがポイント 3mmのアイラインにいたく感動してみた。 そろそろ三人の化粧が終わり、閣下とみおちと交替。先組みは着付けに入る。 てんゆが出たころ、N子さんはすでに着付けをすませ、それはもうしとやかに椅子に座っていた。ヅラはなかったけど 黒い振袖に金の帯。予想通りきれい、どっかで働いていそうな感じでした。 今回の舞妓祭でなにが楽しかったって、着物を選ぶのが一番たのしかったなぁ。 貸衣装屋ほどには種類はなかったけれど、じゅうぶん迷えるほどでした。 ですが今回は成人式の轍を踏まぬよう決めていたことが・・・・。 そりゃぁわたくし好みなきれいな蒼がありました、素敵な黒もありました。渋めの赤もありましたよ。しかしっ!わたくしはあえて明るめの赤を。 ゆすらさんの「極妻ふたたび〜」の声を黙殺しつつ、着付けてもらいました。帯は白で。 お店のおねーさんも「普段着ない色をおすすめしますよ〜」と言うてらしたしね。 着付けは早業ですな。ぺらい下着の上にタオルを一巻き、半襦袢?と伊達衿?をぐりぐりっとプロテクターよろしく巻きつけ、赤い着物に袖を通し、帯をぐるっと巻いて、付け帯をします。 ひゃー、完成ですよ。化粧の方がうんと時間がかかってる!! ゆすらさんと言えば「着たことがないから、絞りの着物がいい」となんだか通な選び方。 何色というか、、深黄、、うぐいす色のような絞りの着物と、帯は金糸に黒。 ゆすらさんが出来上がる頃、閣下も化粧が出来上がり。押し出されるようにN子さんが撮影へ。 ヅラ装着!! おぉー、舞妓だ、舞妓になったよ! しづしづと撮影へ。いってらっしゃーい。 閣下は「ピンクがいーっ!」と元気よく決め、左右の襟元でピンクと水色と色が違う着物にオレンジの帯を選んだ。 撮影は六枚。ポーズ集があり、さきにカットを決めます。ときどきN子さんの様子を見ながら(邪魔しながら)、うろうろ。写真のポーズを決めたり、ふざけたり、笑ったり。 ついで出来上がったみおちはきれいな水色を選び、帯は黒。やっと振袖五人ヅラなしが揃い、さらに部屋はうるさくなる。 N子さんの撮影が終わり、三人で撮るためにてんゆとゆすらさんもヅラを装着! ヅラというものはすぽっと入るものかと思いきや、ず、ずぼっ! 額から合わせ、後ろへかぶせる。このヅラがまた重くて、左右の重心が合わなくなるのでふらふらと動いてしまう。 役者さんてーのはえらい職業かも。。など思いつつ撮影へ。このあとモデルさんもえらい職業だと感心したんだけど。 三人で撮り終えた後はてんゆ一人で。 傘の持ち方、扇の持ち方、そういうポーズの付け方ってのはあるだろうと思っていたけど、立ち方、首の傾げ方なんてヨガ並にありえなかった。日本舞踊とかも、もしかして優雅に見えてヨガ並なんだろーか。。 撮影はたぶんデジカメだと思うのだけど、全て一発勝負。何枚か撮って気に入ったのを〜なんてことはしない。たぶん顔はこわばってるはず。撮影してくれたおねいさん怖かったもの。てきぱきさにびびってしまってたてんゆであった おまけに裸眼なので、下手すると焦点があっていない可能性もっ!!どきどき もういいやぁ〜 な気分で撮影し、皆が撮影を終わるのを待ち、最後に集合写真を撮って撮影はおしまい。 「お写真は一週間後くらいに郵送されます〜」とのこと。 ・・・・・さて、どんなもんだろうね。。 それぞれの撮影が終わってからは、しばらくスタジオ内で遊ばせてもらえる。小道具の傘や鞠や刀などでひとしきり遊び、ヅラや帯が苦しくなってきたところで終了。 帯のせいで苦しくなるのは予想したけれど、ヅラが頭を圧迫して苦しくなるなんて想像もしなかった。 この後、化粧落とし。クレンジングを大量消費かと考えていたけれど、けっこうベビーオイルでこと足りたなぁ。がしがしオイルをつけ、わしわし擦り、ティッシュで拭って、最後にクレンジング後、洗顔。 モトの顔に戻ったときの衝撃といったら・・・・ 「目、小さっ!」 みたいな・・・。 化粧ってすごいと思った あー、楽しかった! 13時から17時半までの四時間半、ほんとなんかあっという間だったような〜。 今回の舞妓きれい賞はみおち! 夢路とかきいちとか、そんな感じの美人に仕上がっておりました。細い体はよりいっそうすらっとした印象に。 あとは写真が楽しみですなー。 |
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