| 2012年06月11日(月) |
塩やオリーブやチーズも。 |
上巻終了。

以前だったらこういう分厚いのモノなど読む気にもならなかったのに、今は早く下巻を読みたくてたまらない。ただ妻女や子供の共有、親が子を、子が親を知る必要はないという第5巻に見られる第二の「大浪」の箇所はどうなんだろう。どこぞの独裁国家かと思ったぞ。笑ったのは第二巻にてある条件のもとに置かれた人々の暮らしぶりを考察するところで語ったソクラテスの話に対してグラウコンが突っ込んだ箇所。
「あなたの話では、どうやらその人たちはおかずなしで御馳走を食べているようですね」 「まったくだね! うっかりして、彼らがおかずも食べることを忘れていたよ」
プラトンは笑わせるつもりで書いたのか知らないけれど、師の敵対者でもあるアリストパネスよりセンスはあるんじゃないのだろうか。
夏の。

今年もお世話になることであろう。
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