松の実。年末に作ったベーフ(←こういうタイトルだったナ。面白いから訂正せず)なペペを思い出し、再びチャレンジ。

…ふむ、今回も上手く行っタ。それにしても00のむりやりまとめに入った感は観ていてきついものがあるナ。フェルトとやらの刹那への急接近とか寝返ったマネキン(これは予想は出来たけど)とかジブリールのような最期を遂げたグッドマンとか予告に出来たRX-78もどきとか。
急に読みたくなったので引っ張り出しタ。春が近づくと、大好きなラストが被るんだヨね。中古で買って読んだのっていつだったと思って日記を検索したけど、引っ掛からず。おかしいなと過去のショッピングメールを調べてみたら、エンピツに転向する前年の8月1日だっタ。…おいおいカンベンしてくれ、そんなに前かヨ…。

同僚である人妻への不穏な愛欲とかサークルの仲間の死を軸に進む、これといった大事件はないけれど、妙に心に残る作品。中でも物語の核心にこそ絡まないものの、要所要所で「いい動き」をするボロアパートの隣人であるマリーがとてもいい。冒頭のカレーを作るシーンとか友人の葬儀があった夜に小さなエクレアを作って部屋で待っているシーンとかお土産のお鮨に「やったー。お鮨だ、お鮨だ」とはしゃぐシーンとかその直後、不倫を告白した主人公にそういうのって好きじゃないと本音を口にし、疲れを理由に追い出されて黙って立ち去るシーンとか。ふたりは特別な関係になることもなく、物語は終わるけれど、ラストでマリーが卒業式を待たずに故郷に帰る日――バレンタインデー――に主人公はチョコバーを貰い、日本の春じゃなくアラスカの春で満足するものよと彼女に諭される。コンクリートのふたの上を歩くたびにマリーのヒールが木琴みたいな音を出すのがおかしいと笑いながら荒川駅に向かって歩いて行くシーンがたまらなく好きなのヨ。

ボロアパートがあるのは「いつも日曜日の夕暮れのような雰囲気をたたえた」荒川の土手下の通りにあるらしい。まさに今日は日曜日。夕暮れは本当にいいヨね。…ここは荒川じゃないけれど。
ただ。未だにタイトルの意味が判然としない。マリーでも人妻でも、ましてや新幹線顔の元カノ(←こういう言葉というか略称は嫌い)でもないしナ。
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