| 2004年12月22日(水) |
Justice for all |
雪が降りました。積もるほどではありませんが、今度は本格的みたいです。そんな中、ナイショのDVD4巻ともえたん��が到着、到着。
今回は金平糖の思い出 〜ばあやのないしょ〜とタイヤキダイスキ! 〜親子のないしょ〜の2話。前者ははづきの家に代々仕えるスーパー家政婦、ばあやとくるみ割り人形にまつわる、涙なくしては観られない楽しくも悲しい思い出話。この回でばあやの名前が市川小雪と判明します。恥かしがり屋でドジだった少女時代のばあやを演ずるのはハガレンのエドといった方が通りがいい、あの人。土管では先々代女王、マジョトゥールビヨンの妖精ババを演じていました。後者はエピソード化されていなかった同級生のひとり、吉田かずやにスポットを当てています。あとはまつげの飯塚とのっぽの高木のエピソードがないのかな。あ、高木は9話であるみたいだから、まつげだけ仲間はずれか。そういえば女子の方は巨乳の加納のり子とブリッ子の和田みんとの2人は他の生徒の話に絡むだけで単独の突っ込んだエピソードがなかったように思います。それでも、まつげよりは幾分、いや全然マシですね。……あわれ、まつげ(笑)。
もえたん��は相変らず例題が面白いです。例えば、
As we could sell the game software well, how about running the japanese bun shop?
(ゲームの売り上げが好調だったので、まんじゅう店でも経営してみようかな)
The humanoid weapon has a mustache.
(その人型兵器にはヒゲがある)
一体なんのことを指しているのか、あえていいません(笑)。本書のメインであるストーリーはすべて英語表記、別途添えられている小冊子に訳があります。どうやらラブストーリーっぽい。しっかり下巻に続く模様。
雪の中、カットへ行って来ました。メンドイのを理由にずっと先延ばしに、先延ばしにしていたけど、いい加減うっとうしいので切りました。その帰り、ファミリーマートに寄って、今年最後の少年サンデーにからあげ串(…チキン棒の方が呼びやすいヨ)、といきたかったのですが、残念ながらなかったのでスパイシーチキンとポテト、こだわり豚まんを購入しました。
一緒にカップヌードルの隠れたベストセラーアイテム、チリトマトもチョイス。FFを食べながらサンデーを読む喜び。…あぁ、シアワセ也。
夜。古畑シリーズをほぼ全部観た勢いで、やはり昔のドラマ正義は勝つを視聴しました。なんでも法曹ドラマは視聴率を取れないというジンクスがあるらしく、それに倣うかのようにこれも数字が伸びなかったらしい。そのせいかレンタルショップにビデオは並ばず、再放送もされないという実に不遇な作品です。面白いのに。大きく分けると、前半は主役である高岡淳平や関係者による裁判の話、後半は淳平の父親である高岡謙次郎の仇ともいえるラスボス連中(笑)との対決がメイン。第1話での、一見さわやか弁護士に見える淳平が実は勝つために手段を選ばない男だったという、原告女性を追い詰めるシーンはいつ観てもゾクゾクしますヨ。会社の繁忙期に有給を使ったことを理由に解雇された原告が実は、実家への法事ではなく不倫旅行のために有給を取ったことを立証するこの場面。有給休暇中の行き先に虚偽の報告がある場合、有給休暇申請に違反したことになると淳平は法廷で高らかに立証、それを明らかにすることを名目に原告をじりじり攻めます。そしてついに本人の口からその事実を引き出し、いいタイミングで不倫相手とは違う現在の恋人にしてフィアンセである男を登場させる手法はまさに絶妙。フィアンセの前でわざわざ不倫の事実をもう一度聞き出そうとして原告の感情をかき乱した挙句、こうとどめを刺します。
「…だったらなぜ裁判なんか起こしたんですか!? 残念ですね。裁判なんか起こさなければ、こんな大勢の前で、ましてやフィアンセの前で、こんなふうに恥をかかなくてすんだのに」
結局、原告は半狂乱になりながら法廷から出て行き、休廷。怒りに震える原告代理人である熊野と淳平のやり取りがさらにいいのですヨ。
熊野「貴様、自分が一体何をしたと思ってるんだ!?」
淳平「(帰り支度をしながら)…裁判だと思うけど」
熊野「(淳平の胸倉を掴んで)ふざけるんじゃない!!」
淳平「(大きくため息)……勝ちたいんでしょ、あなただって」
熊野「…なにィ!?」
淳平「勝たなきゃ、意味なんかないんですもんね」
熊野「まさかこの傍聴席(※)も、さっきの男も、お前が…」
淳平「裁判は、勝った方が真実なんです。(原告が出て行った方を見て)依頼人はウソをつく。鉄則でしょう」
※淳平は前日に傍聴席を満席にしてくれるよう、所長の大内に要請していた。
あぁ、ゾクゾク、ゾクゾク(笑)。この直後、淳平に憧れていた姫野京子はこの裁判での彼のやり方に反発、「最低の弁護士」の称号を与えます。その京子が手伝うことになった医療ミスの裁判(第2話)では、被告側である病院の弁護をすることになった淳平と戦うことになるのですが、この内容がまたすごいというか、メチャクチャ。原告側に医療ミスの決定的証拠が記載されている本物の投薬指示書があると踏んだ淳平は、当事者である医師に偽の投薬指示書を書かせ(実は違う)、裁判で証拠として提出、筆跡鑑定人まで召喚します。当直だった看護婦から直々に手渡された書類ゆえ、こちらは本物であると言い張る京子に対し、淳平はこの投薬指示書は実は自分が書いたモノだと告白、廷内を唖然とさせます。淳平は練習すれば誰でも簡単に書ける、つまり原告側の指示書も偽物である可能性が高いと言い放ち、原告側から和解を切り出させます。そして白眉なのが第3話。京子が初めて担当するセクハラ裁判で、淳平は原告側の弁護人である平瀬を潰すために被告が勤める大学周辺を調査、このセクハラがでっち上げであることを付き止め、平瀬と原告である助教授の松浦が結託していたことを法廷で暴かせることに成功するシーンは最高にカッコいいんですヨ!! ネズミの観察記録に偶然入っていた平瀬と松浦の決定的な会話が流れた瞬間、淳平が愛用の万年筆(謙次郎の形見)をカチッと鳴らすシーンは圧巻、素晴らしいのひとことですヨ!! DVD発売されないかなァ、本当。
ところでスタッフロールを観て気付いたんですが、セントラル･ロー･オフィスのパートナー組の2人、浅野匠一と堀部安秀って、忠臣蔵を意識してるんだヨね、今さらだけど。……あ、所長は大内だ。やっぱり間違いないカモ。
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