| 2004年08月28日(土) |
テレビを捨てよ (ピンキー持って)町へ出よう |
某所で坂本真綾のスレッドを見ていたら、彼女が秋から出演するアニメの前作品にまつまる騒動の顛末を記したリンクがあったので、読んでみました。要は性交渉を連想させるようなシーンが云々、残酷なシーンが云々、といった実にたわいないプロ市民もどきの戯言でした。その流れで視聴者からの意見なるところにざっと目を通して見たのですが、突っ込みどころ満載で、面白く拝見しましたヨ!?
目立つのがバラエティ番組での下品な振る舞いに対する言及。あとCM関係では、消費者金融やギャンブル、携帯電話のCMをやめろといったモノ。
個人的に気になったのはやっぱりアニメ等に対する意見。特撮モノに関する意見では「子ども向きのドラマなのに、内容はあいまいな男女関係を取上げるなど、若者以上の視聴者向きになっている。子どもには良くない内容」(36歳・男)というモノがありました。時期的に見て、ファイズのことだと思うけど、平成ライダーは子供に迎合していないのは明白だしネ。最初のクウガなんて、変身しないエピソードも普通にあったし、怒りに任せて敵を殴り続けるシーンもありました。ラストバトルなんて、あまりに激しい戦いゆえ、人間(敵は人間体)に戻っての肉弾戦になっちゃったし。最終回に至っては、ライダーなし、主人公もラストでちょっぴり出てくるだけ…。 なんのアニメか知らないけれど、かなりアタマに血が上った意見もありましたヨ。「いきなり人の頭を叩き潰すような番組を(こんな時間に)やっていいのか? どこかおかしいんじゃないか?」とか「学校でも、家庭でも、みんな懸命に命の大切さを教えようと努力しているんだぞ。それをなんだ! 命を踏み躙るようなことをして! どれほど子どもにショックを与えたと思っているんだ!」とか。挙句、自分の子供はもう見ないから心配はないが、よその子たちがどう育つかが心配、殺人犯にでもなってしまったら、一所懸命育てたご両親が気の毒だ、なんてことまでいってます。アニメって、殺人犯を生み出す温床になっていたとは初耳ですヨ!? 39歳にもなって、冷静に物事が見れないんだネ。
共感はしないけど、演歌に出て来る『抱きしめて』『キスして』『色っぽい』『だまされ上手』といった歌詞を指して「不倫を美化、助長するものなどがある。清く、美しい、やさしいなどの歌詞がよいと思う。放送では演歌を放送しないほうがいい」とかいう75歳のおばあさんのかわいい意見もありました(笑)。
CMでは沢口靖子が出ていた防虫剤のCMに対し、モンローの如く胸をあらわにし、くねくねと腰を動かしているのはけしからんというトチ狂った意見がありました。あれは悪趣味で性犯罪を煽る、刺激的なCMらしい(笑)。
気になったのは公共CMの「子どもを抱きしめてあげて下さい」というアレ。子どもは抱きしめるだけではなく、叱ったり、注意したり、信頼してあげなければだめ、これでは子どもを成長させられない、躾には役割的な上下関係が必要で、サルの世界でも、目上の言うことは聞くという意見(笑)があったけど、CMは数秒単位という限られた時間で視聴者に訴えるようなモノを作らなきゃいけないんだから、イチイチそんな建設的な意見を詰め込めるワケないのに。そもそもあれは教育や躾云々の提起ではなく、子供を愛せない不器用で未熟な親に、まず抱きしめることで取っ掛かりをつかめと諭しているんだと思うけど。このCMに関して似たような意見を3つほど見たけど、住所や年齢から見て、同一人物っぽいヨ。…ヒマだね、山梨にお住まいの58歳の男性。そんなモノを見ている私もね。
最近テレビが使う、いいところでCMを挟むおなじみの手法にも抗議がたくさんありました。どうでもいいセリフをわざわざテロップで強調したり、番組宣伝でもモザイク(某国営放送もどきでもあった…)をかけたりと確かに意図的で不愉快な手法ですが〜。ガムのCMに対する咀嚼の音が不快である、という意見には賛成だけど「子どもに悪影響だ」というのはどうヨ(笑)!? ちょっと前に問題になった(らしい)お茶漬けの素に対しても、音を立てて食べる様子は下品過ぎる、というのは分かるけど(でも、あのCMはそんなに嫌いじゃなかったヨ)、W杯で来日している外国人がテレビを見る機会もあるかもしれない、日本の恥さらしだっていうのは……(笑)。春先にやっていたマ○ク○ブのCM(多分)に対する、男の食べ方が汚い、という意見には賛成。あれは出ている男ともども汚らしいヨ。
突っ込んだらキリがないのですが、本当に面白かったですヨ。そうそう。バラエティー批判に対する、ワイドショーや皇室報道のほうが悪い影響がある、といい切った14歳の中学生の意見も青臭くてグッド(笑)。
一番共感したのは、ホームページに掲示された意見にまともさが感じられないと斬り捨て、嫌なら、子どもに見せたくないならテレビの電源を切ればいいだけ。親の責任を果たしてから主張をしろという意見。いい大人が駄々をこねているようで実に恥ずかしい、と結んだこの意見が一番的を射ているような気がします。
そう。テレビなんて見なきゃいい。消せばいい。捨てればいい。ただそれだけ。「子供に悪影響」なんて教育や躾がなんなのか理解出来ていない、子供を正しい方向へ導く自信がマッタクない親の体のいい言い逃れだヨ。こういう親って、なにかあると学校や世間のせいにするんだろうね…。
最後にひとこと。 意見を寄せたアナタたち、面白すぎるヨ(笑)。
ピンキーストリートの第4期は10月初旬にズレ込んだらしい。…う〜ん。例のドラマCDの第2弾は冬に発売だそうで、スペースインベーダーのコラボはどうもアミューズメントトイ、つまりゲームセンターの景品扱いなようですヨ。

せっかくだから、ポスターを貼ってみた。
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