サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2009年10月17日(土) フラワーカンパニーズの11年ぶりの野音に行ったら懐かしい顔がいっぱいだった

 こんなに多忙なのは久しぶりだ。現在4つの仕事が同時進行している。
 ひとつは、DRIVE TO 2010という長期イベントで新宿ロフトにいる日が多い。というか日々現場でいろんな問題も起きたりして、ちょっと頭がテンパッタ。

 ふたつめは、エンケンの『遠藤賢司実況録音大全1977ー1986』という9CD+DVDの10枚組ボックスの制作中。まだマスタリング前の編集段階だが、このままいければ、なんとかギリギリ12月のリリースに間に合いそうだ。けっこう知られざる音源が入っているのでお楽しみに。まだ内容は発表出来ないが、アルバム『東京ワッショイ』『宇宙防衛軍』、異色盤『オムライス』の時代の、ライブやデモテープ等が収められる。ブックレット、おまけも充実予定。
 あとのふたつは内緒。

 そして、今日はフラワーカンパニーズの結成20周年ライブ、日比谷野外音楽堂に行って来た。
 満員の野音。雨も中盤には止み、感動的な2時間。ちょっと泣けた。
 アンコールの「真冬の盆踊り」では、遊びに来ていたミュージシャンたちに混じり、何故か俺もステージに呼ばれ、一緒に踊って来たのだった(笑)。ウルフルズ、ホフデイラン、ミッシェルガン、真心ブラザースといった10数年来の友人たち、数人のお笑い芸人たちが「ヨッサホイ」と踊っていた。
 フラカンは、音楽性だけでなく、彼らの人間性の良さが今の状況を作り出していると言っても過言ではない。自分はこのバンドの初期の活動に関わることができたことを誇りに思う。いつの時代もフラカンの周りの人たちは彼らを愛しているのが伝わる。20年間分の関係者とファンがせいぞろいってのもすごい。
 
 開演前に聞いた加藤和彦さんの訃報。「なぜ?」という気持ちでいっぱいだ。トノバンの功績は本当に大きい。生前、「はっぴいえんどと違って自分は再評価されない」というような発言をしてらしたが、まったくそんなことはない。フォークル、ミカバンド、ソロと加藤さんの音楽の素晴らしさはみんな理解してます。もちろんいまだにイギリスでもミカバンドは有名ですから。と伝えたかった。冥福を祈るしかない。合掌。


 < 過去  INDEX  未来 >


サミー前田 [MAIL]

My追加