珊瑚の日記

2021年03月12日(金) ブログ更新

隔週恒例ブログ小話、スコクラパートでございます。



前回の王子様&書記のお話の続きです。
なろ〇系で流行ってた冤罪ものですね。
いや〜テンプレートっていうのは、なかなか面白いですね。
書くことで初めて流行る理由が分かる気がします。





細く、補足〜



スコール

学園で起こる事件解決や、城から押し付けられる仕事に東奔西走する、
苦労を一身に背負う王子様。
クラウドの事を心から信頼しており、自分の側近にしたいと画策している。
他人にあまり興味はないが、見どころがあると認めた人物や、
一度懐に入れた存在はとても大切にする。
反面、必要とあらば部下や仲間も利用し切り捨てる、
王族としての矜持も持ち合わせている。

今回の出来事は『叩き潰す』と言いながら、外交問題も絡んでくるので、
本当はもう少し穏便に済ませるつもりだった。
ひとえに連中が馬鹿過ぎた。そしてそれを読み切れなかったのがスコールのミス。



クラウド

会長としても、王太子としても多忙を極めるスコールの補佐に徹する生徒会書記。
スコールと同じくらいの苦労性だが、当人はそれを苦とは思っていない。
彼に利用される事は、『そうせざるを得ない苦悩』と共に理解し、
当然の事として受け止めている。
最悪、それで自分が命を落としたとしても、
未熟だった自分が悪かっただけだし、平民なので問題はないと思っている。
スコールなら遺された母親への補償もきちんとしてくれるだろうから、憂いはない。

今回、目に異常が出た時、当初は平然とした素振りだったが、
実際は『失明するんじゃないか』と物凄く怯えていた。
その怯えと、エスタに精霊信仰がなかった事が原因で、
モヤの正体に長い間気付けなかった。
リリーティアが見限られた瞬間に聞こえた声で、
『もしかして?』と思い至ったその瞬間から精霊を認識し、
声と姿が分かるようになる。

精霊をガ国に帰してしまったけれど、繋がりは出来ているので、
クラウドが呼べば彼らは国を飛び越えて駆けつけてくれるだろう。




リリーティア

本来は優しく清らかな心を持った、まさに聖女と呼ぶに相応しい少女だった。
『人間は平等である』という考えは、精霊たちと接する内に培われた。
ただし、それは『精霊から見た人間という存在』に対するもの。
人間と精霊の価値観を同列と思い込んだのが、そもそもの間違いだった。

更に教会に引き取られ、ガ国の学園に通い、周囲からちやほやされる内に、
『望めばなんでも思い通りになる』と、傲慢で自己中極まりない性格になる。
幼い時からずっと一緒にいた一部の精霊以外、殆どが離れてしまっていたが、
新たな『精霊の愛し子』となったクラウドに攻撃を仕掛けた結果、
完全に聖女の資格を失ってしまった。

彼女が傲慢になったのは、半分は周囲の人間の責任。
『聖女だから』と、はれ物に触るような接し方をしていた。
きちんと教育していれば、多少図に乗る事はあったかもしれないが、
ここまで酷くはならなかった。



その後

リリーティア

しばらくは上手く誤魔化せていたけれど、結局聖女でなくなったことがバレて、
学園や教会から追い出されてしまう。
精霊たちからの決別の言葉を聞いていたため、自分の責任である事は認識しており、
以後は元の心根を取り戻し、反省して辺境の地で修道女として暮らしたが、
精霊たちは二度と彼女の元に戻る事はなかった。


護衛の二人

常に傍にいながら彼女が聖女の資格を失う事を防げなかったとして、
教会、学園、実家、国と、四方八方から責められ孤立。
最終的に廃嫡されて市井に下ることになる。

学園に残っていた第3王子などの取り巻き達は、
リリーティアたちが留学した直後から、
ここぞとばかりに厳しい再教育を受けさせられたおかげで良識を取り戻していた。
ただし、簡単に女に転がされるという前科が出来たため、
要職からはことごとく外されることに。



こんな感じ。

今後も二人はこういうオトメが絡んだ面倒くさい事件を、
「めんどくさい」とぼやきながら、協力して解決していくんじゃないでしょうか。




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珊瑚