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2012年10月10日(水) 自前の肥料
自前の肥料

簡易水洗トイレのタンクがいっぱいになってきたので、 今日汲み取り業者に電話、空にしてもらう。 前回は5月の連休後、 前々回は紀元節辺り…今回2ヶ月遅かったのは何故か?

実は梅雨明け辺りから小便はきちんと密閉できるプラスチック容器に溜めて毎日畑の肥やしにしているのだ。 理由は2つあって、 1つは汲み取りの回数を減らして汲み取り料金を節約するため。 1日の尿量は1.5リットルくらい(私は水分をよく取る方)。 これを同量の水で流すため、 タンクが日に3リットル、3ヶ月でおよそ270リットルにも溜まる。 ダイワ化成ウェブページによると、 1日一度「大」の用を足すと「ブツ」130 g (ml)、 流す水500 mlらしいので、 今まで大小溜めて3ヶ月で約330リットルにもなったのが、 57リットルくらいに減らせるのだ。 ただ、1年以上タンクを汲み取らなくて問題無いかは不明。

もう1つの理由は畑の良い肥料になること。 尿にはもちろん尿素、窒素源も入っているけど、 燐(酸)もかなりある(日に1グラムくらいかも)。 燐酸は土壌に固定されるので肥料としては扱いにくいのだけど、 尿の燐はもちろん溶けているので作物や土に遣りやすい (ちなみに屎尿になると燐が固定されるそうだ)。 そのうえ燐は化学肥料の原料である鉱石が涸渇するかもしれないので、 リサイクルできるのは嬉しい。 作物に遣るには塩分が気になるけど、 私の経験では明らかな害は見られない。 おまけに私は塩分控え目な食生活なのだ--例えばインスタントラーメンのスープは袋の1/3で十分--。

作物には大小あるが、 私の経験では株辺り尿2リットルも与えれば十分のようである。 もし余ったらススキ、クズ、ササ等の生えた痩せた土地にかけて、 他の雑草も生やして競合させてコントロールを試みたりしている。 窒素分の少なくて腐りにくい植物の残渣やマルチにかけるのも良い。


ハッピーパイパー
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