ウェブ日記
どうして日本の学校ではアクセントの教育が無いのだろう日本語と欧州英米の言語は全く違うものと言われたらその通りなのだが、 あちらの言葉はアクセント--あちらは強弱アクセントだけど--が違ったら別の言語と見なされる。 例えば英語でナショナル(national)は最初の「ナ」にアクセントがあるのに対し、 ラテン系の言語では最後の「ナル」にアクセントがある。 イギリス英語とアメリカ英語では単語のアクセントはほとんど全て共通で、 例外はadvertisement等極少数に過ぎない。 一方日本語では京阪と東京でもアクセント--こちらは高低だが--が全く違ううえ、 これら以外のアクセントを持つ方言が多数ある。 茨城のような無アクセントまでもある。 なので私が海外から帰国したときは日本語が多言語に聞こえて何ヶ月か苦しんだ。 私は長崎で生まれたが、 母の五島アクセントの影響を受けたので、 長崎でも都内でも喋り方が変と指摘されて嫌な思いを何度もしている。 おまけに私には会社勤めの時の無期限の転勤2回が原因で、 出身地差別の被害妄想があるのだが、 その(実際にあったかは不明の)差別ではアクセントの違いが利用されたと思い込んでいる。 そんな経験があるので、 どうして日本の学校ではアクセントの教育が無いのかと腹立たしく思う。 私の母国語は日本語のはずなのだが、 (正規の)アクセントの教育を受けていないので、 日本語がネイティブと思えないままでいる。 |