ぶつぶつたいしたコト語ってませんデス・・
いんでっくすまえつぎ


2008年02月16日(土) いのうえ歌舞伎☆號『IZO』観劇

朝起きたら少し身体がだるいのと、頭が痛かったてぃみデス、ラチは><
あぁー「風邪かも〜〜;;」、昨日から喉の調子は悪かったから<のどぬ〜る>はシュシュしていたのだけど…。ご飯食べて薬飲もうと思ったけど今日は【IZO】観劇。「寝てしまったら…」と我慢我慢。

出掛ける前に…
今日は大野さん舞台【アマツカゼ】の一般発売のお手伝い。
CNに電話するものの、5分くらいから話中になるものの繋がらない><
店頭に並んでいたお友達から「大阪完売だって><」のメールで終了。
うーーん改めて通常の振り込みして当落確認してくれるシステムや、申込して現段階ほとんどチケット確保してくださっている「良知真次チケット事務局」の方々に感謝だなぁーと。

【IZO】はBrava!で。会場前に大きな剛くんイヤ以蔵の顔が描かれたタペストリーが。
観劇前後でこのタペストリーを見る自分の気持ちが全然違ったなぁー。終わった後はセツナくて見れなかったのだけどね…。


新感線☆枠で確保したからか、舞台を観るのに最高な席だった。
ちょうど緩やかなカーブが出来ている所だったので、前の人と被ることはほとんどないし、センターブロックだった^^

スクリーンが上がると剛くん@以蔵が立っていた。
小さい剛くんが堂々としていた、頼もしく感じた。
評判が良いのには意味があるのだろう、剛くんの自信がその姿から感じられた。
『人斬り以蔵』このフレーズは知っていたものの、書籍や映画やドラマ化もされているが、ワタシの心に留まることはなかった。ワタシが歴史た幕末に興味が薄いからだろうけど…。
ただ幕末の行く末はわかっているから、それを踏まえた上で見ると1つ1つの気持ちが重い、救われない気持ちになる。ずーっと><な表情で見ていた気がする。

教養もなく、人を斬る意味もなくただ武市を慕い認められたい、好かれたいと思う以蔵、すればする程、武市に疎まれていく以蔵。
 最後には信じてきたものもなくなり、犠牲となって大切なミツまで殺され、自分の信じてきたものが間違っていたと解る。
自分が唯一と信じていた天は、唯一のものではなく、それぞれの人間にそれぞれの天があり、しかもそれはどんどん変わっていくことに気付く。
以蔵の絶望が、ひしひしと伝わってきた。

最後、処刑場につれられていくシーンで、山いっぱいに咲いた満作の花を見て、
「天を見ず、山を見ていればよかった。山は動かずにそこにあったのに…」
この台詞で号泣><
自分の事をずっと犬だと思っていた以蔵が人として認められるには天を見るしかなかったのかもしれない、でも始めから犬ではなく人間と思えていたらミツの言葉を受けいれ、山も見ていれたのかもしれない。

剛くん本当に素晴らしかったです。
ちょっと声が枯れている?という感じも受けたけど、枯れた渇いた声がより以蔵っぽいかな?と。
殺陣さばきも大野さんや斗真とは又違う身軽さを感じたりしながらも、これもありだなと。

終わってから「いのうえさんは前回の舞台(荒神)で剛くんの魅力を発見したのだろうね、剛くんしか出来ないと思わせる舞台だった」と感じていたのだけど、帰ってパンフレットを読むとやはり「荒神の時から彼のやる以蔵っていいんじゃないかなぁー」とぼんやり考えていたとの事。
MAさんとも「マボさまといい剛くんと言い、いのうえさんに認められるジャニくんが増えると、以蔵が武市に想っている心境であろう斗真は以蔵の気持ちが凄く理解できるんじゃない?」と話したりしていた(笑)
いのうえさんは本当に凄い人だと思う、ジャニくんだけでなく他の客演に人達も皆さん適役だし、少ししかでないものの新感線メンバーの個性も引き出している。

他のキャストさん
☆戸田恵梨香ちゃん(ミツ)
全然期待してなかったんですよ(爆)ドラマを見ていてお芝居上、良い印象を持っていなかったから。
そんなワタシの気持ちを完全に変えてくれた。
しっかり者の役だったというのもあるのか、セリフも聞き取りやすくって、着物姿での立ち姿が凄く綺麗だった。
以蔵に一緒になる事を願うミツが凄く愛おしいかった。
ミツさんの最期に一緒にいたのが以蔵だったこと、ままごとでも以蔵と三三九度が出来た事は幸せだったのかなぁーそう思いたい。


☆武市半平太(田辺誠一)
「大人計画でしか観て以来」と思っていたら「荒神」にも出てらした^^;
あんまり記憶がないというか、大人計画でのインパクトがでかいのか??
以蔵が師と仰ぐ役。声といい姿といい堂々としていた。

☆田中新兵衛(山内圭哉)
山内さんらしい、面白キャラが全然なく最初の登場シーンで、坂本龍馬に向かって「くさー、くっさぁー」と言うぐらいかな??
しかし…タッパもあって骨太だからかなぁ?そして髪の毛もあるから??かなりカッコいい^^そしていい声だなぁ〜
最後も以蔵の嫉妬により企てられた姉小路公知が暗殺で、自らの命を絶つ切腹シーンが1番男らしかった。
こういう山内さんもたまにはいいね(カーテンコールのクールさは変わらずだったけど^^;)

☆坂本龍馬(池田鉄洋)
池田さんも初と思っていたら【MY ROCK'N ROLL STAR】で拝見
こんなにご陽気な威厳のない坂本龍馬は初めてかも…(笑)と思いながらも池田さんの演技力に吸い込まれました。

☆寅之助(木場勝己)
んもぉ言うことないです、流石です。存在感が素晴らしい。
寅之助のお店での場面が以蔵も龍馬も新兵衛も人間らしくって好きだったな。

☆山内容堂(西岡徳馬)
何も語る必要はない、上手いです。

☆新感線メンバー
出番はすくないものの右近さん・粟根さんは持ってく力は流石です。
このお二方を存分に使わせてもらった(!?)斗真はある意味すげーです(笑)

今回はさとみちゃんが(寅之助の店で働く鶴役)凄く良い味でしたね。

と今回も新感線ワールドにたっぷりとはまり3時間強(拘束時間3時間45分)があっという間でした。
スクリーンをふんだんに使って、スクリーン上で話が進んだり等身大の彼らの影を作りそこから場が変わったりと中々良かった。そしてこれでもかというほど今回は血しぶきが凄かった。殺陣のシーンでも舞台を回転させながらの立ち回りでより迫力を感じたり。
本当に意味ある時間だった。

終わって、夕食タイムにはまだ時間ある中数少ない開いているお店に。
色々と話して、MAさんも体調が優れないので早々に引きあげる事に。
【IZO】もう1度観たかったけど、内容が解る分もっともっと気持ちが切なくなるだろうし、もっともっと救われない気持ちになりそうだから1度でよかったかも…観に行けて本当に良かった。
これからの人生マンサクの花を見ると【IZO】を思い出すのだろう。

そしてやっぱり新感線☆での大野さんを私は観たいなぁー。

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○年前の今日はこんな1日でした☆
2007年02月16日(金) Mステ
2006年02月16日(木) 焼肉屋でキムチ鍋
2005年02月16日(水) 考えてみれば・・・
2004年02月16日(月) 
2003年02月16日(日) お休み・・・だよね。確か・・。
2002年02月16日(土) 青木さん観劇


てぃみ |MAIL