人生の午後に書く日記

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スガシカオLive@韮崎
2022年10月25日(火)

先日スガシカオさまの25周年記念Live@韮崎に行ってきました。

韮崎ってはじめて下りてみたんだけど、思ってたより小さめの駅だった。駅の近くのショッピングセンターでちょっと時間をつぶしてから会場へ。一人で待ってる女の人たちが目に付く。やっぱりぼっち系多いのかも、と心強く思いながら。開場して席についてみたら、8列目で遠すぎず近すぎずでかなりいい感じ。そうしてやっぱり一人で来てる人が多い。

一曲目は「午後のパレード」でさっそくみんなノリノリ。思った以上にステージが近くてギターを弾くスガさんの指先がよく見える! 2曲目以降はちょっと忘れてしまったんだけど、覚えているだけでも1stアルバムから「前人未到のハイジャンプ」「SWEETBABY」「黄金の月」「イジメテミタイ」がセットリスト入り。「イジメテ・・」はかなりエグイ系の絶対シングルカットできないタイプの曲。昔これをたまたま聞いていて、気が付いたらまだボケる前の母が近くにいて「ゆうこはこんな曲を聴いているのか?」と思われた気がしてとっても気まずかったことを思い出した。


本気でふてくされてはいないけど なれ合いの方法論ってシラケるんだ
いつまで我慢すればいいかな どれだけ高くとべばいいかな
(前人未踏のハイジャンプ)

この曲ほんとに久しぶりに聞いたけどなんか新鮮だったな。年を取った私にも刺さった。

「ココニイルコト」「RealFace」「夜空ノムコウ」はジャニーズに楽曲提供しましたメドレーでサクッと。

クライマックスは「19歳」。盛り上がりますねあの曲は。私もノリノリ!

そして自分ではそれほどと思っていなかったんだが、と語り始めて「村上春樹さんに褒められたんだ」という「ぬれた靴」に続く。この話は前にも聞いたことがあるので、スガさんほんとはすごく嬉しくて話したいんだな。「この曲はどんなふうに今のみんなに響くんだろう?」みたいに言っていたから、当然ながらオーディエンスの層は入れ替わってるんでしょうね。

そしてそしてステージ後半、目が慣れてきたところで気づいた山梨出身のギターDuranくんがカッコいい! スラッシュみたいだ。たぶん好きなんだろう。

本編ラスト曲は「THANK YOU」。


ねぇ明日死んでしまおうかしら もどかしいことすべての当てつけに

という冒頭の歌詞がショッキングなこの曲。これももう20年前のものだ。ある時この曲を聴いていたら、またしても当時はボケていなかった母が「なんだこの曲は !!」と激怒していたことを思い出した。スガさんの曲は、私にとってもいろいろと思い出深いものだ。25年前は私にとって暗黒期であり、まだボケる前の母が私の母親として存在していてくれた幸せな時でもあったのだから。

アンコール最後の曲として「Progress」。スガさんがステージサイドに移動してきてくれて、直線距離で10mくらいまで近づけた ! スガさんいつまでも若いし声も出るし凄いな。それに今は若いバンドメンバーもいてお父さん的な貫禄もある。25年前、スガさんも私もまだ親のいる「子供」だったけど、今となっては老いを感じる世代となってきた。よく生き延びてきたと思う。正直。それだけでいいんじゃないかと思った。

スガさん、頑張っててくれてありがとう! 最高にカッコよかった !!




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