2019年03月17日(日) |
昨夜は「グリーンブック」 |
11日から忙しい1週間だった。 昨夜は、切り替えタイムで、映画レイトショーに行ってきた。 さすがに「グリーンブック」は評判の作品でであるし、昨夜お天気も上々だったのでお客さんはそれなりに。 グリーンブックのことは、ネットにいくらでも出てくるので、興味のある方はどうか自分でお調べ下さい。 実に基づいた物語で、主人公である2名は2013年までご生存。
登場人物のドクターこと、ドクター・ドナルド・シャーリー(本名はウォルブリッジ・シャーリー)ブラック。1927年生まれ。2歳からピアノを始めた天才。音楽・心理学・典礼芸術の3つの分野で博士号をもつことから、“ドクター”と呼ばれる。1964年に公民権法が制定され、人種差別が撤廃される前からピアニストとして高い地位を持ち、ケネディ大統領の前でも演奏した。また彼は同性愛者。 彼の用心棒として出会ったトニー・“リップ”・バレロンガは1930年にニューヨーク・ブロンクスで生まれたイタリア系アメリカ人。世界的に有名なナイトクラブ・コパカバーナの用心棒。
今、中3の教科書に公民権運動のことがけっこう長い英文で紹介されていて、私もその内容はそこそこ分かる。あらゆる物が分けてあった、トイレ・バスの乗り場と座るところ、水飲み場、図書館まで・・・ だから公民権法前に南部で公演ツアーをするって(これ実話)すごいとしか言いようがない。 グリーンブックというのは、その当時、黒人が泊まれるホテルや食事ができるレストランが記載されている旅ガイドだったらしい。 南部の自然豊かな風景が美しかった。 昔のでっかいアメ車ロードムービーでもある。
トニーに妻への手紙文を指南するドクター。でっかいアメ車を運転しつつ、ケンタッキーフライドチキンをむさぼりつつ、ドクターに勧めるトニー。 最後の方のシーン、何とかクリスマスイブにうちに帰り着きたいトニーのために猛吹雪をついて自ら運転するドクター。 ラストは、ワイン?シャンパン?を持ってトニーのうちを訪問してトニーの妻に「手紙をありがとう」とささやかれるドクターの笑顔でシメ。 重たいバックグラウンドがあるのだがいい感じ、かつさわやかな映画であった。
さて、今日は布団の中で日曜クラシック聞いてぼやぼやして出遅れ感があるが、また仕事がんばりまする。
|