世界お遍路 千夜一夜旅日記

2015年12月27日(日) 小豆島のドライバー3人

その1
小豆島は、冬と年末のセットで完全オフシーズン。
着いた日(24日)は、一昨年にお参りして無住で朱印がいただけなかった番外の藤原寺(とうげんじ)の朱印をいただくために、多聞寺さんへ。
バスで行ったのだが、友人と2人ほとんど貸し切り。
で、バス運転手に多聞寺に行くんで近づいたらおろして、とお願いしたら
「わし、おてらなんて知らん、いやや お寺は、いろんなモンが憑くんや」
はあ???
「運転手さん、憑依体質?」
「そうや、憑くんや、お寺参りなんてできんわ」
「やさしいですね、来るな!!と怒鳴らないと」
「そんなんできんわ、あんた、そういうんわかるんか」
「ええ、わかりますよ、お遍路していて憑いていると思ったら、近くのお堂でお線香あげてお経読んで、降りてもらいます」
「そうか・・・」といいつつ、ふっと手を出す。
気が強い人運転手さんだ。
でもってわかるんだろうな・・・
「だ・か・ら くっつかれていても何にもできん、とか 来るな!!」いわんと、どんどん来るし、人生が変わりますよ」
「そうか・・今度やってみるわ」
なんて会話をしていたら、お寺の入り口、バス停でもないのに停車してくれた。
腕に、ばかでかい水晶の腕輪を2レンしておいでたので、バスドライバーなのに魔よけのような念珠、なんで、と思って。乗ったとたんに目についたのだが。
「あんたともっと話したい、運転手仲間にこんなこといってもなんもわかってもらえん、帰りも乗るか、15時15分」
「いや、14時台のホテルのバスに乗るんで帰りはタクシーを呼びます」
同行の友人、唖然として会話を聞いていた。

その2
お参り終了後タクシーに乗った。
で、重ね岩の話に。
それは、人工か自然かわからないが、巨岩が今にも落ちそうに重なっている島の変わり種観光スポット。
そうしたら、タクシードライバー、スマホをいじり始める。
どうしたん?
「ほら、これや」
なんとスマホに入っていた重ね岩の写真を見せてくれた。
「わし、ジョギングをしているんじゃけど、毎日、ここまで行く」
「パワースポットとかで、若い人もいきよるで。それと島に来るフェリーから
もみえるで」
うーん、スマホをお客を乗せていじって、写真を見せてくれるタクシーさん、ありがとう(笑)

その3
ホテルのお迎えバスのドライバーさん。
14時15分のお迎えは私たちだけらしい。
なんかの話で「オリーブの新漬け」の話になった。
私が、ホテルで、買うつもりなんだけどまだ売っていますよね。
「うーん、そろそろなくなる時だわ、わしもあれ、すきや。今電話して聞いてあげる」
これまた、脇によって、停車して聞いてくれた。
外国産しかないと。
で、オリーブ村へ、なし。
タケサン醤油の売店。
あったわ。
ここはあると思ったんじゃ。
8個買いました。
友だち4個。
売ってくれたのは社長、奥からキャンセルがあってなあ・・ともってきてね。
で、運転手ににやりと笑って、ここに残っているってようわかったなあ。
こんな寄り道してくれた送迎運転手さん、すばらしい。
このオリーブの新漬け、私のお土産でもある。
酒の肴、うふ。
今の時季しかない旬モノなのだ。

島の人のお顔、みんなのんびりしてやさしい。
時間は本当にゆったりと流れている。
空は青いし、暖かいし。
ホテルの露天風呂からは満月を、朝の海に沈む月も見た。
本当にくつろぐ。
岩窟寺院も貸し切りで、力をいただけるし。
リフレッシュ。
私の年末小豆島はしばらくつづきそうだ。
・・・・
東京経由で帰ってきたけど、東京の人のお顔、無表情でやや険しい。
仕方ないけどね。
それと、とにかく大急ぎの時間が動いている。
・・・・・・

今日は寒い。これから、ネコをみてくれた従姉のところにお礼にいって、掃除をします。
洗濯は3回したわ。


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