世界お遍路 千夜一夜旅日記

2010年10月06日(水) きょう、ほろりとした話

何気に新聞を読んでいて、投書の話にほろりとした。
投書の要約:
山古志の闘牛場でのこと。
龍星という名の闘牛の足が、勇壮な突きあいの中で折れた。
血が出たが、一声もなかなかった。
「痛みを感じないのではない、耐えたのだ、綱を張るほどの牛はそういうものなのだ」というアナウンスが流れたのだそうだ。(ここで泣)
で、勢子たちは、黙って牛をなでて、写真を撮らないでくれ、といったのだそうな。さらし者になっている身内をかばうように・・・(泣 山古志のやさしさ)
でトラックで運ばれて、その日のうちにつぶされるのだそうだ。
残り二番勝負、牛たちは果敢に、まるで龍星へのはなむけのように闘った。
牛は何もかもわかっているように。(号泣)
だれもいなくなった闘牛場で飼い主は「これが運命だ」と。(泣 山古志のプライド)
初代は角が折れて失い、期待の二代目は足が折れて失った。
この投書主のお孫さんは、それを聞いてだまってごみを拾いはじめたのだという。
そして、その晩その子さんは行ったという「龍星はきっとあそこに帰ってくると思うんだ、そん時汚れていたらいやだろう。だからおれ、拾ったんだ」(えらい! 投書しているのは祖母だが、きっといい家庭なんだろうな 涙ぼろ)

これ、いい話ですよね。
たまには、秋らしくしみじみと。


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