久しぶりに、おもしろくて止められなくて、夜が明ける時間まで本をよんだ。 佐藤優「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」だ。 この人、外務省の情報のプロ、対ロシア交渉の最前線を支えていた人だ。 ところが例の鈴木宗男事件で、背任容疑で逮捕500日以上拘留される。 宗男と真紀子の外務内での熾烈な対立。 東京地検の特捜部の検事は 「これは国策調査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男氏をつなげる事件を作るため。国策調査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために,何か象徴的な事件を作り出して,それを断罪するのです」 っていうのだわ。 要するに小泉が仕掛けた時代のけじめだったわけですな。 で、この本で一番おもしろいのは、この西村検事と佐藤氏のやりとりだ。 チョーカッコいいのだわ。 ハードボイルドな推理小説みたい。 もちろん、外務省内のようす、拘留生活、ソビエトロシア崩壊前後のロシアのようす・・・などなどすべておもしろくて、ワクドキ。 で、深夜2時になっても3時になっても本がおけずに、ストーブの前でミネラルウオーターのビンを片手にモクモク読書。 ついに5時近く、空がしらじらしてきたのであわてて布団へ入った。 起床8時半、ひるねしたけど眠たい。 それにしても、「事実は小説より奇なり」というけど、まさにまさにその通りである。 興味のある方は一読されたし。 わたし、この人の他の本も読んでみたいと思っている。 同志社神学部大学院卒。 神学部って、わたしの頃から、ちょこっと変わり者が多かったけど、この人はそういう意味では善き伝統を背負っている。 それと、今どきでは珍しい「知の巨人」って感じだ。
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