背中がはるようで気持ち悪い。 で、今日は朝から、桂温泉へGO!GO! 込むといやなので、開店そうそう10時過ぎに行った。 ばあちゃんたちがすでに5,6人ご入湯。 まったり、長岡弁丸出しでくつろいでおられる、ええやんか。 桂温泉、自噴、加熱無しのかけ流し。 いわゆるホンモノの温泉。 東山油田採掘の副産物のようなものなんだけど石油は今は昔になったけど、温泉は残った。 長岡はこの東山一帯の石油採掘でそれこそゴールだラッシュならぬオイルラッシュで潤った時代があった。 河井継之介が意地はってオバカだったばっかりに戊辰戦争で丸焼けになったにもかかわらず、新潟の地銀はこの時期に長岡で立ち上がったものばかりだ。 長岡のシンボルマークはフェニックスで、戊辰戦争、長岡大空襲、中越地震と三回に渡って丸焼けや破壊から不死鳥のごとく立ちなおった復興したというコンセプトらしいけど、考えようによれば、不吉よね。 次は何から立ち直らねばならぬのだ・・・って感じだもん。 「将軍さま」からでないことを祈ります。 お隣の柏崎にはでっかい原発があるから、あそこをねらい打ちされたら、しかし、長岡だけでなく、日本の大方が死の灰に襲われるだろうから、「仲間」が大勢できる?!コワイ。 あ、話横道。 わたしもばあちゃんたちに習ってまったり温泉一時間。 背中の憑き物を下ろしたようにホコホコになって、車の中でポットに入れてきたコーヒーとバナナで新聞タイム。 休憩所があるんだけど、温泉と同料金の五〇〇円を取られるからね、車中。 地元紙一面見出し 「曽我ひとみさん、横田めぐみさんとこの日本で再会して昔話がしたい」 12時過ぎに実家に行って、末弟とチビ犬のお散歩。 今日も悠久山だ。 神社カフェのほうは雨と朝方の露や霜で泥道が多くて、チビ犬がボロボロになるんでねえ・・・ 蒼紫神社で、弟の同級生の宮司さんとお久しぶり。 去年、木曽御嶽山へお連れ下さった人。 チビ犬、たまに見えるのでわかるのか、クンクンすれどもほえない。 えらい賢くなったやん。 悠久山の紅葉と黄葉は一段と進んで見事の一言。さらに朽葉色も加わって。 ★見上げれば 空も黄地も黄 両手広げる とまあ、銀杏の巨古木の下で、よんでみました。 お粗末さまです・・ で、ドングリや栗の木が優しい朽葉色にかわって気持ちが温まる。 この朽葉色って、絵の具では出せない色だと思う。 ★くちばいろ 独りごちれば 秋極まる 独りごち・・てことば たしかある・・よね。 これは、芭蕉の「ものいえば くちびる寒し 秋の風」を意識してみました。 ★チビ犬の 毛玉のごとく 落ち葉つく チビ犬は、天気がよくて末弟がいて・・という時間に私が行くと、車に乗ってでかけて野山散歩ができるとこの頃は学習したよう。 はやく行こうと、ついてまわる。 車に乗ると、助手席の窓に手をかけて風太顔負けの二本足立で車窓の景色を見ている。 で、歩き出すと白い毛玉が転がるようにあちこちに鼻先をつっこんでまるでトリュフ探しのブタ見たいな状態になる。 頑固で風変わりで扱いにくい末弟も、この様子を見ると心から笑う。 わたしはこの末弟の無心の笑顔が貴重(彼自身にとってもいいはず)で、メンドーだけど、チビ犬を連れてでるというわけ。 チビ犬も心から楽しんでいるのがわかるし。 池のそばのベンチで、コーヒータイム。 近くの四阿でアコーディオンおじさんが奏でる懐メロが響いてきていい感じ。 シミジミと、いい時間を過ごさせていただいていると・・ この時期の、北国の青空はほんとに貴重でありがたい一日だった。 ★ありがたし つかのまの青空 冬支度 悠久山の木々の雪囲いって、芸術的なんです。 芭蕉の本読んでから「芭蕉している今日この頃」芭蕉が乗り移っている・・とか大胆すぎますね。 明日も晴れみたい。 ウキウキ。
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