何と、4時間半にも渡る映画を見てきた。 インターバルを入れて、1時半に始まった映画がはねたのは6時半過ぎであった。 外は真っ暗。 題名は、ルート181。 ノンフィクションである。 パレスチナ人とユダヤ人の監督2人が、国連決議181で引かれた幻の国境線(下のメモを参照)をたどるロードムービーだ。 日本人的には、チョーマイナーなんだけど、中東の火種といわれるイスラエルの映画に興味があった。 時間もさることながら、疲れるだろうな・・と覚悟をしていったが、マジに予想以上に疲れた。 結論をいうと、パレスチナ人とイスラエル人(といっておこう、なぜなら、ユダヤ人以外の移民も多いからだ)の共生は多分無理・・ということ。 地球最後の日まで争っているだろう。 シャロンが「朝目が覚めたら、ガザ(パレスチナ人自治区)が海に沈んでいたら問題は一気に解決するのに、といったそうだが、いっそ、イスラエル全部が沈んでみんながお魚さんに変身しちゃったらいいだわ、とさえ映画を見つつおもった。 ユダヤ人のパレスチナへの帰還運動、かなり前からあったようだけど、問題は、ユダヤ人国家をつくること(シオニズム)を隠して土地を安い値段でパレスチナ人から買い続けて、そこを入植地にしていったことだろう。実に計画的。これって、やっぱりヒキョーだよね。 1947年以前は、それなりに隣人として穏やかに暮らしていたユダヤ人とパレスチナ人だったが、イスラエルの独立以降は、一気にパレスチナ人が迫害される方へ振り子が振れた。 軍による多数のパレスチナ人虐殺が行われたようだ。そして村が破壊された。そこが入植地になった。 まさに血で洗った土地に入ったわけだわ。 ナチスに虐殺されたユダヤ人たちがどうして今度はその愚をアラブ人にする?って思いながら、見たけどそれはわたしが日本人だからだろう・・・。 追い出しきれないアラブ人たちが今ももちろん、イスラエルの地には残る。 彼らは子だくさんだから、すぐに増える。その割合を21%に押さえようとして、あのせまい国に、まさにアメリカのように移民を受け入れ続けている、イスラエルは。映画のシーンでは、エチオピアからの移民がうつっていた。 モロッコ、東欧、ロシア、イラク、この辺からイスラエルに「帰ってきた」人が多いのが意外だった。とくにモロッコからって人が多かったわ。 で、モロッコから40年だったか50年前に移ってきた人がいう。「帰れるもんなら帰りたい」だんなはモロッコ、お母さんはチュニジアから来た夫婦のお母さんはいう。「息子をレバノンとの戦争でなくした。わたしはチュニジアに帰れるモンなら帰りたい。この国には、何でもあるけど、なにもない。人生を気軽に楽しめない。シリア、レバノン、ガザ、テロ・・・人生を楽しめない」 ウーン。 言葉もない。 そうそう、イスラエルで働いている人って、中国人、タイ人、ルーマニア人が多いのだ。低賃金で雇えるから。しかし、みんないう「アラブ人のほうがよく働くんだよ、雇いたいけど、今は無理だね」みたいなことを。 ホントにホントに・・・地殻変動でも起きて、イスラエルは海に沈んでもうみんなお魚になれ!
ムカシの友人で、モスレムって国があるの?って訊ねたお方があったけど、こういう認識の平和ボケ日本人には、ぜひとも機会があったら見るべきかなあ・・(自分もふくめて)・・お勧めと思ったが、でも疲れた。 ワインでも飲んで、少し眠って気分を変えよう。夜中に活動を再開しよう。 秋の夜長は考えごとするのにとてもいいから・・・。
///////////////////////////// *メモ 国連決議181号について
1947年11月29日、パレスチナの分割を規定する重大な「国連決議181号」が採択された。 この決議では、パレスチナはアラブ領、ユダヤ領、国連統治領の3つに分割され、3大宗教の聖地エルサレムはどの勢力にも属さない国際管理都市に指定された。が、この決議はアラブ人達の猛反発を呼ぶ。 国連が決定したパレスチナの分割案はユダヤ人に極めて有利な土地配分になっていたからである。 1946年の統計によると、パレスチナの総面積約2万6千平方キロに占めるユダヤ人所有地の割合は10%に過ぎなかったにもかかわらず、国連の分割案ではパレスチナ全土の過半数である約1万4千平方キロをユダヤ人に分け与え、かつその中には東地中海沿岸の肥沃な農耕地が数多く含まれていた。 第二次世界大戦の戦勝国の寄り合いで所帯ある「国連」に、パレスチナのユダヤ人に対する事実上の領土割譲を一方的に決められ、パレスチナで最も豊な領土を移民でしかも少数派であるユダヤ人に空渡す理由などは考えられず、アラブの指導者達は国連決議第181号を機に態度を硬化させ、11月29日をアラブ人にとっての「服喪と圧制の日」と制定、パレスチナ各地で反ユダヤの武装闘争を大々的に再開したのである。 この日よりアラブ人勢力とユダヤ人勢力双方のテロが続く。 (コンバットチャンネルサイトより引用)
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