足音

肩が重い。
ずっしりとしたこの重みにどう立ち向かえばいいのだろう。
どなたかが上から押さえつけているのではないかとすら疑える。

そういえば、さっき、帰り道に後ろから
コツンコツンとずっとついてくる足音があった。
あまり人気のない角を曲がってもコツンコツン。

ん?こりゃおかしいぞ。

意を決して、振り返ってみる。

誰もいない。

歩く。
コツンコツン。

んん?

さらに歩く。
コツンコツン。

そこで気が付いた。
鞄の中の眼鏡が動いていたのだった。

ドキドキ損。

ちなみに、私は心霊現象を信じていない。
でも、無念なことに、幽霊を見たことはある。

しかし、肩が重い。
2010年06月19日(土)

そらいろのねこ / コギト