警官の血 二夜

「警官の血」第二夜も見ました。
この物語は三代にも渡る警官大河でありながら
その実、「正義とは何か」を問いかけるもののように思います。

ちょうどイプセンの「人形の家」のことを考えているからか
トルヴァルとノラのことを思い出しました。
「法」に則って行動するトルヴァルと
「(己の)道徳」に従って行動するノラ。
それは男性的・女性的と言われて分けられてきたわけだが、
要は一人の人間が何に重点を置いて行動するかということです。

トルヴァルとノラは行動の重点が違う、ただそれだけのこと。
そして、それは「警官の血」においても
同じようなことが起きていると言えるでしょう。

二代目、三代目のともに早瀬との対峙が重要な場面だと思うのですが
どちらとも対話として成り立っていないような気がしますした。
父もしくは祖父の事件の真相を問い詰める警官と
そのことはおざなりに他のことで警官を追い詰める早瀬。
ちぐはぐとしたこの場面にどこか肩透かし気分。

原作はいかがなものなのでしょうか。
このミス1位で直木賞候補作の力を見たいものです。
2009年02月08日(日)

そらいろのねこ / コギト