たべましたか

2004年11月04日(木) やっとハリポタ5巻感想。

 「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」読み終わったのは先週なんですが、感想書くタイミングがなくって・・・

 さて、この5巻は今までより売り上げが落ちているそうです。
 これを「前巻から間があいたから」とかいろいろ分析してる向きもあるようですが、理由は単純に内容だと思いますよ。

 といっても、面白くなかったというわけでなく。読んでて面白かったことは確かなのですが。
 多くの一般的大人がハリポタを読む理由は、「童心に返る」とか、「ファンタジーの世界で現実を忘れたい」とか、そういう事なのだと思うのですよ。
 でも、ハリポタは巻が進むたびに重い話になってるんですね。

 ましてや今回は、ずうっと鬱屈としてるし、新しい魔法もでない。
 この巻だけをもって「面白いかどうか」と聞かれたら、私も答えに困ります。
 5巻は「誰にでも勧められる話」とは言えない。

 でも、これは7巻で完結する、少年の成長物語なんですよね。

 週アニメでも良くある、最終回前の鬱話ですよ。たいがいここで今までの謎が明らかになったりするやつ。
 全52話アニメなら49話あたり、全26話なら24話あたり、というところですか。

 でもって、この5巻が「思春期から大人になる話」という視点で見ると、やっぱりものすごく良くできているんですよね。

 まず、「ふくろう」試験がある。進路に結びつく、日本で言えば受験ですね。これで自分の実力を知って、進むべき道を決める。さらにその道に向かって努力する。

 ヴォルデモートがハリーを殺そうとした理由を知る。
 これは、「たまたまハリーだった」とも言える理由。ヴォルデモートが傷を付けたことによって、ハリーとネビルの道は分かれた。

 死んだ父親が自分の思っていたような素晴らしい人間ではないと知った。逆に、自分の嫌っていた人間に、それなりの理由があることを知った。

 その他いろいろ。初恋の痛みとか、それらのもの全部がハリーが大人になるためのエピソードなんですよね。
 これらを経て強くならなければ、到底ヴォルデモートに対抗することはできないし。その辺全部すっ飛ばされて、のほほんとラスボス倒されたらつまんないですよね。

 しかも、今回はホグワーツの外に物語が広がった。魔法省が現実を受け入れるだけでなく、人間界の方にも広がってる事が暗示されてます。

 というわけで、やはり5巻も面白かった、と言うのが結論ですね。

 5巻から読んでみろとは言えませんが、シリーズ通して読むなら間違いなく面白い。


 ところで、ハグリッドを見てて思うのですが、イギリスにもムツゴロウさんみたいな人がいるんでしょうか。
 あの人を知らなければ絶対に書けないキャラクターのような気がするんですけど。


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