たべましたか

2004年05月09日(日) グッバイ、レーニン!とクサマトリックスとイノセンス・都市の情景展。

 映画「グッバイ、レーニン!」見てきました。
 「ベルリンの壁崩壊」の間昏睡状態にあった母親に、ショックを与えないように壁崩壊を隠し続ける息子の話です。

 おもしろかった!
 社会的状況の中での人情コメディといったところで、笑いどころも感動どころもしっかりしてました。
 なにより、「社会の中の人間」なところが好きですね。息子が嘘をつみかさねて行くうちに、作っているものが「自分の理想とする社会」になっていって、それを母親が見守っているところなんて、社会の話と個人の話がしっかり融合していたと思います。

 「アドルフの画集」なんかも良かったし、ドイツは今歴史を見直している時期なんでしょうか。

 少し思ったのは、歴史がどうとかそういうのではなくても、人間を描く時にはその人がおかれている世界について考えた方が物語ははっきりするのかも。
 つまり、あんまり抽象論でぐちゃぐちゃしてもたいした話にならんのじゃないかと言いたいのですが。


 クサマトリックス、最終日にやっと行ってきました。

 森美術館の草間彌生展です。
 六本木ヒルズの展望ラウンジにある森美術館は、込んでるのが嫌でいまいち行きづらかったりします。
 だって、カップルやグループ客に、「あの人なんで一人で展望台に登ってるの?」みたいな目で見られたりするし。

 もっとも、GW直後のせいか、観光客は非常に少なかったです。
 雨なので、ヒルズの屋上は雨雲の中に入ってて、展望台からの景色は霧の中な感じでしたし。
 そんな状態でも、がんばって夜景を眺めてたカップルも何人かいましたけどね。見えないのに。

 草間展はもちろん良かったです。
 いつものドットや鏡の作品を発展させた感じ。いろんなものが光ってました。
 幻覚で見えるドットが光な時もあるんだろうな、と。それとも、光がドットなのか?鏡も光だったり、反復するものとしてドットの仲間なのかも。


 で、ついでに森都市未来研究所での「イノセンス・都市の情景展」を見てきました。

 これはちょっと・・おすすめできないです。
 見るべきものが全くない。これに500円はひどい。(草間展に追加すれば200円ですけど)

 やっぱりイノセンスって、関連展をやるのは単に「アート系アニメ」の印象をつける目的なんだろうなー。
 なにせ、プロダクションIGは「クール・アニメーション」なのだそうだから(笑)

 「オタク系アニメじゃない」ということで一般客を寄せようと思ってるんだろうけど、もうオタク系をそうやって切り離す時代じゃないと思うけどなー。
 森ビル的には村上隆2号を狙ってるんだろうけど。

 ウテナ映画の関連でパルコキノシタ個展を現代美術製作所でやっていたりしたのをふと思い出した。
 あれはいい個展だったんだけどなあ。客いなかったけど。まだ、アニメを商業意図的にアートとからませたりしてない時代でした。1999年。


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