| 2001年12月24日(月) |
めろめろにメリクリです。 |
めりーくりすます♪ 今年もやってまいりました。イエスキリスト生誕の日。 でも私は無宗教。したがってあまり祝う気もありません。 でもお祭り騒ぎは大好きなので、この機会は多いに利用させていただきます。ごめんね、神様。 今日は姉と祝いました。ケーキ買って、ケンタでチキン買って、シャンメリーにクラッカーまで用意。2人ともディズニー好きなので、被り物には困りません。二人だけでは寂しいので、テーブルの周りにぬいぐるみを並べてみて、余計に寂しさ倍増。 シャンペンは2人とも栓抜きしたことなかったので四苦八苦しましたが、何とか空きました…っが!栓がポーーーーンっとね。お約束のように飛びまして、天井に直撃。幸い電気には当たりませんでしたが、お2階の方…申し訳ございません…(汗)
…という訳で当然の如く渋不破SS行ってみましょう。 メリクリ!2人とも!
クルクルクリスマス。
去年のクリスマスは白い壁の病室。 その前のクリスマスはまだ君に出会ってもいなかった。
けど、
今年のクリスマスは―――
「ごめんっ待った?」 「いや、今着たところだ」 駆け足で走り寄ると、白い息を吐いて不破が答える。 走ったせいで乱れた息を整えながら、 黒いコートと夜の闇の間に浮かぶ白い頬に手をのばす。 そっと触れたそこはひんやりと、体温の高い渋沢の手には心地よい温度。 「…遅れてごめんね」 小さくそう言って両手で温めるように包み込むと、 その伝わる温度にふっと目を閉じる不破。 「気にするな。高校の部活が忙しいのは解かっている」 頬を包む両手に重ねるように不破の手が添えられる。 同じく、ひんやりと冷えきった手はほんのり赤い。 「うん…ごめん」 「謝るな」 そうして、 しばらくじっとお互いの体温を分け合った。
「どう、綺麗じゃない?」 三十分後、2人はとある川原にいた。 「ふむ、なかなかだな」 辺りを見回すと、一面の夜空。 町からだいぶ外れたところにあるそこは、邪魔な高いビルなどもなく、視界が大きく開けた場所だった。 「結構穴場なんだよ」 三十分歩く価値はあるだろ? そう言って渋沢はコンクリートの階段に向かう。 手を引かれながら夜空を見上げる不破。 冷たい空には白くきらめく光りの数々。 促されて腰を下ろすと、渋沢は今度は持ってきた紙袋をごそごそとし始める。 「?」 「さ、コレ持って」 差し出されたのはプラスチックの使い捨てコップ。 ひとまず受け取ると、今度は何やら金色にデコレーションされたビンを取り出してきた。ラベルには「MERRY CHRISTMAS」の文字。 「お前…それは…」 「アルコールは入ってないから大丈夫。ただの炭酸だよ。」 そう言ってコップにとくとく注いでゆく。確かに良く見ると、口のところに可愛らしい猫のキャラクターがついていた。 「……ね?」 自分の器にも注ぎ終えた渋沢が、コップを翳して笑う。 不破は渋沢がどんな顔をしてその可愛らしいキャラクター付きのシャンメリーを買ったのかを想像した。きっとファンシーな店の中でこの大男は浮いていたであろう。 「ぷっ……」 「あ、そこで笑う?」 「いや、すまん」 思わず吹き出した不破に、ほんの少し拗ねてみせる渋沢。 でも、その目は柔らかく微笑んでいる。 あまり笑うことのなかった不破が、自分との出会いで変わっていく。 そして、自分も彼との出会いによって少なからず変わっているということが、何より嬉しい。 ようやく笑いを止めた不破が、 「ありがとうだ、渋沢」 今度は自分のコップを前に出す。 「どういたしまして」 そう言って渋沢もコップを上げる。 コップの向こう側にある視線を合わせる。 「メリークリスマス、不破くん」 「メリークリスマスだ」
『乾杯』
コップをコツンと合わせ、笑う。
眼前に広がる星空が 何故かクルクル回って見えるのは
きっと アルコール度数0%のシャンメリーのせい
そう考えることにしておいた。
はい。お約束通りのクリスマス渋不破。 皆さん恐らくやっていらっしゃる事だろうと思いつつネ☆ 珍しく未来系のお話です。 っていうか、今日食べたケーキよりも甘いな、このバカップルは。 今回は「よく笑うようになった不破」と「子供らしくなった渋沢」を書いてみたいが為に…失敗。うーん。難しい…。
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