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Kenyu日記
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2004年02月22日(日) 「旋律と伴奏」

 なまけもの読書会のHPができてエッセイを書きました。
今回はそれを転記します。
 なまけもの読書会はもう7年も続いている会です。
僕が入ったきっかけは、あるセミナーで山川夫妻と出会い、そのときに家が近所だというお話などをしました。それから何年か後、初のソロCDが完成し住所をたよりにCDを届けに行ったら、紘矢さんが怪訝そうな顔で出てきました。一通り話を聴いた後、こんな会があるんだけど来てみないかと誘われたというわけです。
 1997年の第2回から参加しています。あれから随分といろんなことがあっ たなあと思います。
 なまけものの僕ですが、その間CDが2枚完成しました。ゆっくりとですが、なんとか前に進んでいるのは、なまけものの会の皆さんの応援があったればこそと思っています。


「旋律と伴奏」
 ピアノ(キーボード)という楽器はとてもポピュラーな楽器だけれど、伴奏を一人でやったり、さらに伴奏と旋律までも一人でできるというすごい楽器なのです。オーケストラをみても、ひとりで伴奏ができる楽器は少数です。さらに伴奏と旋律を同時にこなせる楽器となるとほとんどありません。それだけにピアノ演奏者は伴奏を依頼される機会も多くそれがひとつの重要な役割にもなっています。
 僕は、学生時代アルバイトでナイトクラブのピアノを弾いていましたが,歌の伴奏なども随分とやりました。でもそれは仕事としてやっていたのであり、実は他人の伴奏など大嫌いでした。
 自分の所属するバンドでもギターやボーカルの伴奏をすることはほとんどありませんでした。編成はキーボードトリオ(キーボード、ベース、ドラム)が多く、歌も自分で歌っていましたから、ほんとうにワンマンバンドでした。自分で言うのもなんですが、キーボードの腕前はその地域ではかなり知れ渡っていたので、よくキーボードとして他のバンドに誘われました。しかし、歌やギターの伴奏はまっぴらごめんということで、いつも断っていました。多分、プライドの高い鼻持ちならない奴と思われていたことでしょう。
 クラシックでも、歌手やフルート奏者には絶対にピアノ伴奏者が必要です。僕の教えている学校でも、声楽科や管楽器科の学生は伴奏者を探すのにいつも苦労しています。だから彼らは伴奏してくれる人をとても大切にします。自分はメロディを演奏するけれど、それは伴奏者があって初めて成立するものだと骨身に染みてわかっているのです。
これはピアノという自己完結型の楽器しか弾いたことのない人にはなかなか理解できないことなのです。
 アイリーン・キャディは「心の扉を開く」の中で「その席が最前列でなかったとしても、苦にしてはいけません」と書いています。その人その人に最適の役割があって、どの役割も大切なのだということです。
 えてして「おれが、わたしが」と前に出て「旋律」をとりたがる人たちが多い時代ですが、自分の役割が「伴奏」ならばそれをこころよく引き受けるということが大切なんですね。うううん…しみじみ。(自戒)
 あれから月日は流れ、僕も少しは成長し、山川夫妻の瞑想の伴奏を喜んでやらせていただいてます。3月発売の「ワイス博士の過去生退行瞑想」はアマゾンで最高2位とはすごいことです。山川夫妻とみなさまに感謝。
 思えば僕の場合、「旋律」と「伴奏」と両方表現する機会が与えられているわけで、ほんとうに神様と皆さんに感謝しなければいけません。
 今週のライブも感謝を返すという意味で最高のものにしなければいけません。お楽しみに。


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