ADDA通信

 

 

良いゲーマーは、良いミュージシャンになれる・・!? - 2005年07月25日(月)

明るいうちに日記を書くという目標は達成できなかったけど、普段と比べると若干早めの時間から本日は書いております。

今日は久々にゲームに熱中していました。ロボピッチャーを始めるちょっと前に買って、ずっとほったらかしになっていたゲームソフトが引出しからドカドカ出てきて、せっかくなんでこの機会に出来るだけやりこむことにしようというわけです。8月になったらライブだらけになっちゃうからな。

で、今やってるのはPSの「グランツーリスモ」というレースゲーム。買った時点ですでに昔のゲームでしたが、8年も前のゲームなのね。しかしまあ、よくできてるなあ。グラフィックはさすがに今のものと比べると劣るけど、ゲームの面白さになんら遜色はない。
今、ゲームの中で「国際A級ライセンス」にチャレンジしているのですが、かなりの難易度です。コースを体で覚えて、出来る限りスピードを落とさず、コーナーを最短距離でクリアしていかないと、目標のタイムには到達できません。300km/h近いスピードの中、一瞬の判断ミスも許されないのです。何かをしながらでは出来ません。高いレベルの集中力が要求されます。いやあ、この感覚こそがゲームの醍醐味なんだな。

久々にゲームをしていて思い出したのですが、良いゲームをすると、集中力を鍛えることが出来ます。わたくし、実は幼稚園の頃からのコアなゲーマーなのですが、小さい時からゲームをしていて何が一番よかったかというと、高いレベルの集中状態を長時間維持することが出来る能力がついたことではないでしょうか。これって、ミュージシャンには必須の能力だと思っております。

『ライブのとき、ステージではどんなことを考えているのですか?』・・・という質問をよく受けるのですが、ステージで演奏しているときは、究極の集中状態にあります。余計なことを考えて、集中力がすこしでも切れると、アンサンブルが崩れたり、ミスをしやすくなります。高いレベルの集中能力と、状況把握能力、瞬間瞬間の判断能力が要求されるのです。

こういう能力は音楽をしているうちに自然に身につくものだとは思いますが、僕の場合は、ゲームで培った能力が大きく今に生きていると思います。そもそも、キーボードの演奏法だって、ゲームを攻略する手順からヒントを得た、独自の理論にもとづいているのです。うふふ。じょうだんではござりませぬよ。

演奏経験のない楽器を短期間で弾きこなせるようになるためには、人から教わった方法だけではだめで、自分にもっとも適した上達法を自分で見つける必要があります。そのためのヒントは、自分のいままでの人生経験のなかにかならず存在しています。ゲームってのは極端な例かもしれませんが、似たところで言うとスポーツや習い事などである程度の技術を持っている人ならば、それを見つけるのはたやすいことですし、なにかに失敗した経験からも得るものはたくさんあります。もっと簡単なところで、毎日の食事のとり方や、学校や職場までの通学・通勤パターン、お風呂に入ってからあがるまでの手順のなかにもなんらかのヒントがあるかもしれません。とにかく誰しもが、なにか筋の通った、自分だけの法則を無意識下に持っているはずです。それさえわかれば勝ったも同然。その法則を活用・応用することで、自分だけの上達法にたどりつくことができるでしょう。

あれ、なんでこんな話をしているんだっけ。そうだゲームの話だった。
ゲームをすることって、はたから見ると無益な行動だと思われがちなんです。特に、ゲームをしない人からは。…で、コアなゲーマーはですね、身近にいるそういう人たちに「ゲームをすることはこんなに有益なんだ」ってことを力説する傾向があるわけですよ。まあ、つまりは言い訳ですけどね。そんな子を持つ親とか、そんな旦那を持つおよめさんとかは大変ですな。

というわけで、今日の日記もそんな言い訳的な文章でした。さてと、忙しくなる前に国際A級ライセンス、取っちゃうぞー。ではごきげんよう。


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