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2004年09月12日(日) TANNU TUVA !

昨日,久しぶりに本屋で本を物色。
疲れがたまって気持ちもどんよりしてきていたので
ここらでいっちょ気分転換しないと!と
「恩田陸と逢坂剛を1冊づつ買う」ことだけ決めてうろうろ。
あれこれ悩んで,結局

逢坂剛 「相棒に気をつけろ」
恩田陸 「光の帝国 常野物語」

を買うことに決めて,レジに向かったところで目に入った

ラルフ・レイトン 「ファインマンさん最後の冒険」

ファインマン…ってあの人かなぁ?と、前に読んで面白かった
「ファインマンさん 最後の授業」 を思い出しながらページをパラパラめくってみると
どうやらその通りだったようで、あの物理学者ファインマンが
アジアの中心だという「タンヌ・トゥーバ」に行こう!と思い立ち,
友人である著者レイトンと共に実行に向けてあれこれ奮闘する話(ノンフィクション)だった。
ちょっと見ただけでも面白そうだったので、買ってみることにした。

で、家に帰って読んでみたら、これが本当に面白い!(まだ途中だけど・笑)
レイトンは「タンヌ・トゥーバ」なる国の存在を知らなかったので
ファインマンの口からその名前を聞いたときは「ありもしない国の名前を言って
自分をからかってるんだ」としか思わなかったのが、
実際に地図で確認し,「いったいどんな国なんだ?」と資料を集めていくうちに
どんどんこの国の虜になっていく。
国内外のあちこちの人・機関に「トゥーバについて知りたい」と手紙を出しまくり、
「トゥーバ語/ロシア語」辞書を入手し(図書館の本の辞書の部分をコピーした)
トゥーバの学校や民族学誌研究所にトゥーバ語で手紙を書いたり…
(このあたりでものすごく親近感が沸いてきた…何かの虜になるとこういう行動とるよね・笑)

当時は冷戦真っ只中だったので、ソビエト連邦内にあるトゥーバに
アメリカ人である彼らが行くことは限りなく不可能に近かった。
そんな中で人脈を駆使し、資料を集め,解読し、なんとかトゥーバに行ける方法はないものかと
色んな手を試みるファインマンとレイトン。その手段がまた面白い!
例えば,旅行雑誌に「トゥーバは良いところ」とトゥーバを紹介する文を投稿すれば
それを読んで興味を持った人が「インツーリスト」(ソ連の旅行会社。
トゥーバに外国人の旅行許可が下りない理由というのが「インツーリストの支店が
トゥーバにはないから」というものだった)に「トゥーバに行きたいんだが」という
問合せをし、その数がふえればインツーリストも支店を開設するだろう!ということで
あらゆる旅行雑誌に投稿してみた、とか(結局掲載されなくてこの計画は頓挫したらしい)。

そして、巻末に「トゥーバ友の会」の参加申込み先(郵便宛先)が載っているんだけど、
「もしかしたらウェブサイトがあるかも!」と思って検索してみたら…ありました!(笑)

トゥーバ友の会オフィシャルサイト Friends of Tuva
これがなかなか充実した内容。旅行記もいっぱいあるしトゥーバの音楽も紹介してたりする。
トゥーバ・ウェブリングなるものまであるらしい!
「ファインマンさん最後の冒険」を読み、このサイトを見ているうちに
私も行きたくなってきちゃったよ!(笑)

*最後まで読んでみたら、訳者あとがきに上のサイトのことも載ってました(^^;


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