七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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最近、難聴のかたとちょっとお話をする機会があった。 顔見知りではあったけれど、お話をしたことまではなかった。
音が聴こえにくいとのことで、私は筆談。その方はふつうにお答えになる。 息子のことも、自分のことも伝えた。自分のことは、身振り手振りと唇の動きだけ(手話は心得てないので)で 伝えたところ、ちゃんと伝わった。
双子だけども離れ離れになって、泣いて、心も、泣いて、と全部ジェスチャーで。 「そうなの・・・朝のドラマみたいね・・・」と、その方には伝わった。その通りなのだ。 「うんうん」と私はうなずいた。
「いろいろありますね」と、唇を大きく動かして私は言った。
言葉って大切なもの。伝えるのをあきらめたら、ヘタしたら一生伝わらないもの。 でも言葉は補助的なもので、それだけじゃなく、言葉に代わる伝える術さえあれば伝わるんだということを、 なんだかしみじみと感じて、私はさっき、お風呂の中でひとり泣いた。
現実は厳しい。今日も息子のおしゃべりの相づちに、ひどく頭痛がした。 答えられない・・・。答えるまでしゃべり続ける息子。
頭痛はなかなか治らない。からだをあたためてしばらくはいいのだけど、少しでも冷えると、 自律神経に悪影響を及ぼす。あっちこっち具合が悪くなる。 気温の低下だけではなく、明らかに息子の相手をすることが絡んでいるようだ。 いや、それだけじゃない、息子と私ならば、まだ二人だけだからいい。 そこに旦那が加わると、意思の疎通がまたも複雑になる。 旦那よりも私に会話の相手を求める息子。そりゃそうだよね、私の方が答えるんだから。
言葉って何?って思うことがある。 必要な時に欲しい言葉がなくて、そうではない言葉はあふれてる。
筆談とジェスチャーでお話した方の、あたたかさがにじみ出るような、織物のクッション。 ものすごく素敵な色合いで、肌触りがよくて、私はこういうものにも、人柄は表れると思った。
伝達できることは、言葉だけではない。でもできるなら、ぬくもりのある言葉が欲しい・・・。
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