七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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私が出生の秘密を知った時、私の気を紛らわそうとそばにいてくれた。それだけでうれしかった。 今度は私の番。上手いこと言えない私だけど、そばにいる。アホな話とかしかできないけど、 そばにいるから。そんくらいしかできない私だけど、そばにいるから。 出会ってからちょうど25年だね。私にいちばんに話してくれてありがとう。 私も今日は心療内科とカウンセリング。お互いに頑張って行ってこようね。
追記。
傷つく言葉もあれば、勇気づけられる言葉もある。
心療内科の待合室でたまたま手にした雑誌に、息子が大好きなアンパンマンの作者・やなせたかしさんの話が載っていた。
「物語の作者は、自分のメッセージを持っていることが大切で、それがなくちゃニセモノになってしまう」
アンパンマンが幼児に受けるのは、真っ白な状態だから。自分の恩人は幼児なのだそうだ。 50歳過ぎて「アンパンマン」を描き始め、現在87歳でまだ新しいキャラも生み出し、ミュージカルなどの 音楽活動もやっていて、楽しくてしかたがないとのこと。 ばいきんまんはやなせさんの分身だそうだ。身を削ってキャラを生み出し描く。これって確かに 創作者にはよく言えることだよね。自分でもよくそう思う。
まだまだやれることはたくさんある、それがあるうちは生きていたいと、やなせさんは言っていた。 死のうと思う子供たちにこういう言葉は届かないのかな。 息子がアンパンマンが好きなワケがわかった気がした。
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