七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2005年07月13日(水) 暴言吐き?(^_^;)

卒業した母校の生徒を傷つけてやる。そういった類の事件が昨今増えた。
当事者の犯人は、何らかの傷を心に抱えていて、精神鑑定の必要がある、ということも多い。
今回起きた事件の犯人も、実母と養父に虐待を受けて育ったそうだ。

実父が息子のことを語っていた。「同世代の他の子に比べたら常識的な子だ」と。
でも、ちゃんと眠れていないと言う。(他にも何か言っていたが、忘れてしまった・・・(^_^;))

それを聞いた私の第一声。
「だから病気なんだってば!医者連れて行ったのかよ?!」
実父の話を聞く限りでは、明らかに病んでいると私は思った。

某ニュース番組のゲストコメンテーター・某先生が言っていた。
「苦しみを分かち合える友達が必要なんですよ」

それを聞いた私。
「簡単に言ってくれるなっつーの!!心に受けた傷の種類もそのいきさつも、同じ鬱患者だとしても
千差万別違うんだから!!わかり合えないっつーの!!」

自分が経験したことだから、はっきり言える。
心に傷を持つ人間だということだけは同じかもしれないが、それ以外は原因も過程も何も別。
「あなたに何がわかるの?!」と、お互いの傷を深め合ってしまうこともあるのだ。
だから鬱患者同士の付き合いは難しい。かかりつけの心療内科の先生も言っていた。

コメンテーターの某先生、よく考えてから言ってよね?国語に関わってる方なんだからさー!

犯人は虐待を受けていたそうだが、私が子供の頃にも、そういう子はいた。
新しいあざを作っては登校する彼の唯一の息抜きの場が、学校だったようだ。
しかもそのはけ口は、私へと向けられていた。当時の私の悩みだった。
担任の先生は言った。「彼もおうちで苦しい思いをしているの。」
だから少しはわかってあげてという、含みの言葉が込められていた。
でも私はイヤだった。彼の虐待と私へのイジメ(いたずら程度の部類だけど)は別物だ。

中学を卒業する時、速達で彼からハガキが届いた。家を出て就職すると。
あの頃どんな思いで彼が私に接していたのか、わかったのは大人になってからだった。
虐待という傷を持ちながらも、たぶん彼は普通に生きていると思う。何かあったという噂も事件も聞かないし。

自分の傷を他人に向けるのは間違いだ。
投薬は自分の傷を癒す助けにはなるが、最終的にその傷を乗り越えるのは、自分自身の力でしかない。
傷を分け合う友達も、できるなら鬱患者同士ではないことを、私はすすめる。
なぜなら、鬱という病気は、往々にして正常な判断ができなくなる病であるから、↑で言ったように、
お互いの傷を深め合うことにもなりかねないのだ。
ごく普通に冷静に判断ができる、信頼のおける人がそばにいることが好ましい。
そばにと言っても、ネットだけの付き合いではダメだと思う。思いっきり苦言だけど。
そばにいて、ちゃんと向き合って話ができる、そういう友達でなければダメだ。

私もネット歴5年少々、いろんなことがあった。ネットの良さも悪いところも知っているつもり。
それを踏まえた上で言っている。
軽い意見交換の場にしたり、めったに会えない人とのやり取りには便利だけど、肝心なことを
会って向き合って話せる友達が、少なくてもいいから人間には必要だと思う。

育児日記とは全くかけ離れた話になってしまったが、私も自分自身の傷は自分で克服していこうと思っている。

あぁ、明日もその心療内科の診察日だよー。また満員電車だよー。目下のところ、それがすんごく辛いんだけど。(^_^;)
それと、眠くてたまりませーん!って先生に言って、薬なんとかしてもらおう。(-_-;)


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