NONBIRI My Life

2004年03月21日(日) 開店したての回転寿司屋さん

やっちゃんが会社の人から「いいよ」と評判を聞き、
どんなところかとお昼ごはんに行くことにしました。
3月に開店したばかりの回転寿司屋さん。

お店の中は、まんなかの握るところに水槽があったりして、
新鮮な魚をだすのかなぁ〜、という感じ。
だけど、いつも行くお寿司屋さんより
10〜20円くらい皿の値段が高い。
控えめに食べ始める私たち。

私が、アスパラの天ぷらのにぎりをとった時だった。
ちなみにそれは、3人で11皿目だった。

「バーン!!」
大きな音。何かが爆発したようだった。

ふと横を見ると白いモノがみーちゃんの座っている座席の下に落ちた。
拾おうかと思ったら、目をおさえて突然泣き出すみーちゃん。
その白いモノが目に当たったらしい。
「いたい」とか言っている。
目の周りのどこかに当たったなら、少ししたら腫れるだろう、と
よく見てみるがどこも腫れてこない。
左目は閉じたまま。ふきんなどで冷やす。

ウエイトレスさんが、何人か謝りながら冷たいふきんを持ってきた。
しばらくして店長とチーフらしき人が来た。
チャッカマンをあついところに置きっぱなしにしてあったのが
膨張して爆発したとのことだった。
白いモノを拾ってみたら、チャッカマンの柄の部分だった。プラスチック。
緊急外来のあるところなどを電話で調べてくれた。
その頃には、みーちゃんも落ち着いて目も普通に開けることができた。
私はショックで泣いたのだろう、と感じた。
もしも、ケガをしていたらもっと火がついたように泣くような気がする。

多分、何もなさそうなので様子を見ることにした。
こちらの住所と電話番号を伝え、お店からは名刺をもらった。
病院に行くことになったときは店長さんに連絡して、
診察代などを出してもらうことになった。

「お代はいりませんので、ゆっくりしていってください。
お寿司もどうぞもっと食べてください」と言われた。
そしてみーちゃんにはイチゴのアイスをもらった。
お代はいりません、と言われたあとに
ガツガツと食べるのもなんだよね、と思った私たち。
順番を待っている人もいるし、挨拶をしてそのまま帰って来ました。

それからやっちゃん実家で少し過ごし、
家に帰ってから「げんきの郷」の温泉に行くことにした。
家から近いのだけど、行くのははじめて。
まるで旅行しているような気分になった私たちでした。

そして、帰り道、みーちゃんがいい子にしていたから、と
コンビニでアイスを買おうと選んでいるとき、
お店に入ってきた男の人二人が私の顔を見てお辞儀をした。
「?」と思ったら、お昼の回転寿司屋さんの店員さんだった。
店長さんとチーフさんらしき人たち。
私たちの家をたずねてきたところだったのだそうだ。
場所がよくわからなくて、コンビニに来たところ、
私たちの姿を偶然見つけたようだった。

「痛がらないし、普通に過ごしているから大丈夫です」
と店員さんに言った。
店員さんからケーキの入った箱と、割引券をたくさんもらった。
割引券は開店したときのもので三月いっぱい使えるモノ。

やっちゃん実家にふたたび行って、もらったケーキをみんなで食べた。
箱の中には6個入っていた。
家族みんなちょうどひとつずつだった。

何もなくて、本当に良かった。
私たちにとっても、お寿司屋さんにとっても。
あぁ、よかった。


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