
朝、みーちゃんを保育園に送っていったときのこと。 みーちゃんは友達二人に冷たくされて、ちょっとショックだったみたい。 「ママなんか嫌い」と言って怒り出した。 私は、何もフォローすることも出来ず、 ただ黙ってみーちゃんを見つめるだけだった。 先生に教室の中に連れられていったので、保育園を後にすると、 私の姿を追って泣いているみーちゃんが見えた。 少し心が痛んだ。
そんな小さな事をうだうだと考えながらいつものウォーキング。 なんでフォローしてあげられなかったんだろう、とか。 「冷たくされて悲しかったね」と 言ってあげるだけでも良かったのに、とか。 私はいつもそう。 瞬間的に肝心な言葉がでてこない。
午後は音楽教室があるので少し早めにお迎え。 駐車場から歩いて音楽教室につき、席にすわった瞬間、 みーちゃんが気まずそうに私に言った。 「ママ・・・、あのね、保育園のおもちゃ、もってきちゃった・・・」 うーん、始まる瞬間にショッキングなことば。
教室が終わって、ドーナッツ屋さんで食べるのもやめて、 そのまま保育園に行った。 ひとのものを勝手に持って来ちゃだめなんだよ、と こんこんと言い聞かす。 「先生にちゃんと謝ってね」 保育園に着くとちょうど担任の先生がいた。 みーちゃんは小さな声で「ごめんなさい」と言った。
なんで持ってきたの?と聞いてみたけれど、 本人もうまく説明ができないようだった。 自分のポケットに入れて遊んでいるうちに、 忘れて持ってきてしまったのだろうか? 「これからは保育園のおもちゃをポケットに入れちゃダメだよ」 と言っておく。
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