土曜日はおやこ劇場の例会があった。
風の子劇団の「ちいさい劇場」。 手遊び、紙など、身近なものを使ったお芝居だった。 子ども達の反応がとてもよくて盛り上がっていた。 みーちゃんも喜んで見ていた。
手遊びでは、三人の手でできた星に感激した。 てるてる坊主に手ができて足ができて、 さいごにタヌキになるのも面白かった。 折り紙を切ってできた大きさの違う三角形と平行四辺形で、 いろいろなモノを作るのもたのしかった。 それでできたキツネが動き、表情をもつのが面白かった。 そのあと『小さい家』と『象のエルマー』をやった。 みーちゃんはストーリーの中に入り込み、 小さい家やエルマーがどうなってしまうのかを心配しながら見ていた。
終わってから会場を変えて、役者さんとの交流会があった。 エルマー役をやったかわいいお姉さんは劇団に入って一年目と言っていた。
家に帰ってから、こたつに入りそのまま爆睡。 夕ご飯はやっちゃんが作り、私はそれをいただきまた寝てしまった。
日曜日、やはり起きられず寝続けた。 昼に起こされやっちゃんの作ったラーメンを食べた。 そしてまた布団にもどり寝てしまう。 夕方は、やっちゃん両親が来る予定なのに布団の中で動き出せずにいた。
やっちゃんとみーちゃんが両親を迎えに出かけてやっと起きあがった。 頭も目もぼーっとしたまま野菜などを刻んだ。 結局、夕飯作りもやっちゃんをちょっぴり手伝っただけだ。
台所のお皿をとりに戻った私についてきたみーちゃんが、 「ママ、怒っているでしょ。怒った顔してる」なんて言ってくる。 「ううん、ママ、怒ってないよ。ぼーっとしてるだけ」と言っても、 「ママは怒っている」と何度も言ってくる。
食事の後、みんなでまた坊主めくり。 またしもみーちゃんはぼろ負け。 だけど泣くのなんとかガマンしていた。 そして二回目もぼろ負け。がまんできずにこっそりと泣いていた。
やっちゃん両親が帰ってから、もう一度坊主めくりをしよう、と言う。 もう一度やった、が、みーちゃんは勝てなかった。 くやしがるみーちゃんに 「これは運だから仕方ないんだよ。実力は関係ないよ」と言った。
そのあと、百人一首のかるたを十数枚並べて、 私がうたをよみ、それを取らせた。 一生懸命、ひらがなの並んだかるたを読んで取っていた。 やっと満足したみーちゃんだった。
今度、みーちゃんの友達が来たら、 みんなで坊主めくりをしようかと思っていたけど、 みーちゃんのすねっぷりを見て、デンジャーなあそびだなぁ、と思い、 やめることにした。
そのあと、みーちゃんと布団に入った。 「ママ、今日ずっと寝てたよね」とみーちゃん。 「ママは寝てるだけでなんにもしなかったね、ゴメンね」と私。 「パパがね、ママは何もやらん、って、おこってたよ」とみーちゃん。 ・・・やっぱり。「みーちゃん、いやだったね、ごめんね」と私。 「みーちゃんはいいよ。パパにゴメンねって言ってね」とみーちゃん。
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