NONBIRI My Life

2003年09月28日(日) 反省

キャンプに行ってきました。
やっちゃんの友達と私の友達とで、大人8人、子ども4人。
はじめる前からトラプルいっぱいのキャンプでした。
トラブルもそれぞれ、今は、何とかおさまったかも。
たいへんだったけれど、楽しかったし、
思い出深いキャンプとなりました。


いつも、こういうイベントはやっちゃんが幹事をするのですが、
キャンプの食材ってみなさんはどうやって準備するのでしょう?
私は「食べ物を粗末にする」ということが、
どーぉうしてもイヤな人で、
「食材を余らせてダメにしてしまうくらいなら
もの足りないほうがまだマシ」と思うのですが、
やっちゃんは「みんなに物足りないと思われたくない、満足して欲しい」
の意識が強い。

以前のキャンプの時、それで大量に食材が余ったことがあった。
私は、その前日にテレビで、戦争中、中国から引き揚げてきた人たちの
話をやっているのを見たばかりだった。
逃げている道中、二歳の子どもが
「おかあちゃん、おなかがすいた」と訴えながら餓死していった、と
いうような内容もあった。
なので、余計に罪悪感にかられた。

そういうこともあり、次のキャンプの時は
やっちゃんと買い物に行き、横から「買いすぎ、買いすぎ」
と注意しながら、食材を減らしたのだった。
そしたら、その時はみんなすごく食べて、
「物足りなかった」という声がたくさんあった。

そして、今回。
「物足りなかった」反省をふまえ、やっちゃんが買い物。
私は用事があり、一緒に行けなかった。
そして、ものすごい大量の食材だった。

いつも食材が余ると私はやっちゃんに文句を言うのだけど、
今回からは「もう言わないようにしよう」と思うことがあった。

朝、豚汁を作っていたときのこと。
やっちゃんと友達の会話のなかで、味噌の話がでた。
やっちゃんはみんなの好みを考えて「あわせ」を選んだ、と言っていた。
それを聞いて「これだけたくさん、そして心こまやかな準備を
私は自分ひとりでは出来ない」と思ったのだった。
やっちゃんは、とてもこまやか。みんなの好みもちゃんと覚えているし、
色んなことを考えて買い物してるんだし。
自分でやらないのに文句だけ言うのはずるい、そう思ったのだった。

家に帰ってきてから、やっちゃんにそのことを言うと、
「少し成長したんじゃない」と返事がかえってきた。


だけど、食材はすごく余ったのです。
なるべく捨てないで、もって帰ってきました。

今回、魚のつかみどりをしたのですが、
その魚もつかまえた昨日のうちには、他の食べ物でおなかが一杯になって
だれも食べられなかった。
今日の朝「ひとり一匹ぜったい食べてね」と食べてもらったのだった。

魚のつかみどりは、とても楽しかった。みんな夢中になってやったし。

それを生かせるようなメニューのたてかたが、
ほんとうは出来たはずじゃないのかなぁ。
必死になって逃げてた魚たち。生きていたのだもの。
その日のうちに、楽しかった思い出と一緒に「おいしいね」と
食べてあげたかったと思う。

そういうことだって「満足」につながらないかなぁ。
「満腹」ばかりが「満足」じゃない。

「文句」を言うのはもうやめよう。
私には、全体を見ながら計画的な買い物なんて出来ない。
心配りもできない。
だけど、買い物しながらとなりにいて
「そんなに食べられないよ」と言うことは出来る。

自分の出来ることから、頑張ってみよう。


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