家族で、キューピー実家に行ってきました。
土曜日は、三重県のおばあちゃんのところへ。 おばあちゃんは特別養護老人ホームに入所している。 93歳。車につかまりながらゆっくり歩いている。頭もしっかりしている。
老人ホームの納涼祭があったので、行ったのだった。 前回、姉家族や父母と大勢で行ったときは、 とてもうれしそうにしていたけれど、今回はさみしそうだった。 うまくいっていないのかなぁ、という感じだった。 職員さん達はとても感じかいい。 でも、おばあちゃんに会いに来ると、いつも、さみしくなってしまう。 もう大好きな野球や相撲も、ずっと見ていないんだね。 毎日きっとさみしいだろうなぁ、とかいろいろ。
おばあちゃんの爪にマニキュアが塗られていた。 夫は病気で死んで、戦争で家も焼き出されて、 女ひとりで頑張ってきたおばあちゃん。 子どもが二人いても、三人で一杯のごはんしか食べられないくらい貧乏で、 三歳の息子(私の父)を、子どもが出来ない妹夫婦(私の祖父母)の養子にした。(めちゃくちゃ辛かっただろうなぁ、と思う) ずっと一生懸命働いてきたおばあちゃん。 「私は、こうして自分の足で歩けるから、しあわせだよ」と言う。
みーちゃんが、風船釣りをしている様子を見て、少し笑った。
納涼祭のさいごに、小さな打ち上げ花火があった。 私とおばあちゃんは、ホームの入り口のところで見ていた。 建物のかげになって、花火がほとんどみえないから、 「みえるところにいく?」と聞いても「ここでいい」と言う。 そこから見えるのは、花火を打ち上がるときの、 シューッと上がっていくとこだけ。バーンと広がるところは見えない。 そのシューッてとこだけを見ながら、 おばあちゃんは「きれいだ」と笑った。 「津島の花火(地元の花火大会)も大きかったなぁ」と言った。
帰るときは「私たちも、おばあちゃんにあやかって長生きするよ」と 握手をしてきた。 私、やっちゃん、みーちゃんと順番に。
その後、実家に帰ってお泊まり。 昼から、親戚の家などをまわって夜、帰ってきた。
みーちゃんは実家で毛糸をもらってきて、 それで編み物をしようと思ったのか、台所からお箸をもってきて、 一生懸命なにかしようとしている。 「お箸では編めないよ」と言って、手で鎖編みを教えようとしたけど、 難しくてできなかった。 そのあと、みーちゃんは「いいこと考えた」と言って、 自分の手に毛糸をぐるぐると巻き付けたのだが、 それが絡まってとれなくなってしまった。 私はイライラしながら、それをほどこうとしたがほどけず、 カッターナイフで切りながらほどいた。 おこりながらやっていたので、みーちゃんにはかわいそうなことをした。
やっちゃんは「捨てたら」といったのだけど、 ほどきだしたらとまらなくなって、ひとりで二時間近くかけて、 その大量にからまった糸をほどいた。 何やってるんだろう、私、と思いつつとまらなかった。
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