夜ごはんは、やっちゃん実家で作った。 鶏肉と野菜のカシューナッツいため、たまごスープ、 海藻サラダ、モロヘイヤ、モロッコ、など。
やっちゃんは帰りが遅いので、 やっちゃんパパとやっちゃん弟くんとみーちゃんと四人で食べた。 ビデオで『美女と野獣』を見ながら。 やっちゃん実家の人々のありがたいところは、 どんな料理でも残さずにきれいに食べてくれること。 でも、みーちゃんはまだまだ正直。 「まずい、食べたくない」と白いごはんだけを食べている。 「ちゃんと食べなさい」と私。 「ほら、(テレビを指さし)ベルもぜんぶ食べたよ」とやっちゃんパパ。 「あれはごちそうだけど、これはまずい」とみーちゃん。
で、私は怒ってしまったのでした。 もうみーちゃんとは口もききたくないっ。 あれこれと話しかけてきても「ふーん、そうなの」と 気のない返事しかしない私。
やっちゃんが帰ってきて、ごはんを食べている時、 「おいしい?」と何度も聞いて「おいしい」と言わせたけれど、 食べている様子はおいしくなさそうだった。
みんな、おいしくないおかずを 何も言わずぜんぶ食べてくれてありがとう。 と心のなかでお礼を言う。
で、帰りの車の中で思わず 「ママはみーちゃんに『まずい』と言われてイヤな気持ちだったよ。 だから、今日はみーちゃんとあまりお話したくないの」 などと言ってしまった。 みーちゃんは、ずいぶんと反省して泣いていた。 「まずくても、作った人は一生懸命作ったんだから もう『まずい』なんて言わないでね」とさらに言ってしまう私。
ずっと泣いているみーちゃんを抱っこして、 また仲直り。
でも、あとで反省。 みーちゃんを教育しようとか、そんなんじゃなくて、 私自身のイヤな気持ちをおさめるためだけに、 こんな風に言うなんて、やっぱり私は自己中だ。
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