| 2003年06月19日(木) |
余裕のないことは・・・ |
朝、起きると今日も時間がギリギリだった。 あわててみーちゃんにパンを食べさせ、家を出る。 家と保育園のちょうど中間くらいに来たときに、 「みーちゃん、ガーゼ忘れちゃった・・・」なんて言い出す。 みーちゃんは肌身離さずガーゼのハンカチを持っている。 気持ちが安定するらしい。 家まで戻るのも面倒なので 「みーちゃんはもうすぐ4歳でしょう。 もうガーゼは卒業しよう。ガーゼなくったって平気だよ」 と言ってみたが、 みーちゃんは「ガーゼ、ガーゼ」と言って涙を流している。
余裕のない私はむしょうに腹が立ち、 みーちゃんの頭をコーンとたたき、 手をグッと握り家の方向にズンズンと歩き出した。 みーちゃんは私に引っ張られ小走り状態。 坂道をハアハアいいながらついてくる。 もう、車が来ない場所で私は手を離し、 さらに早足で進む。 と、みーちゃんが石だらけの場所で転んだ。 泣き出すみーちゃん。 助けにも行かず見ているだけの私。
泣いているのに、知らん顔して先に歩き、 家の中にひとりで入った。 しばらく待ったが、みーちゃんは来ない。 玄関の戸を開けると、ぽつんと立っていた。 手招きして家の中に入れた。
人に会うのもイヤで保育園にも行きたくなくなり、 ゴロンと横になり気持ちを落ち着けた。
時間がたってやっと気持ちが落ち着いて、 みーちゃんに謝った。 「保育園に行きたい?」と聞くと「行きたい」と言った。 車で送っていった。
家に戻り、何もする気が起こらず、 寝た。 起きるとお迎えの時間だった。
みーちゃんは私を見て、すごく喜んでいた。 すごくうれしそうだった。 帰るときも、みんなに「バイバイ」と言われて 「バイバイ」と手をふった。 ほかの組の先生達もわらって手をふっていた。
好かれているんだなぁ。楽しいんだなぁ。
夜、内職をやっている私の横で 「みーちゃん、ママが大好き」と言う。 私も「ママもみーちゃんのことがすごく好きだよ}と言う。 朝のことを思い出すと申し訳ない気持ちでいっぱい。
子どもは親がどんなひどい親でも 好きなんだな・・・。 こんなに愛されていることを、 もっと大切にしなきゃ。
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