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男には理解出来ない(一部作品を除く)世界ですが。(言い切り) 氷室冴子先生が肺癌の為、死去されました。 ネットニュースでそれを読んだ瞬間、本日凄い衝撃だったのは。 昔昔彼女の作品を読んで。(原作含む) 面白いなあとケラケラ笑ったりとか。感動したなあ。とか。 文章で空間を共有した過去があったからでしょう。 大人になると…あまりキラキラしすぎる世界は 子供っぽくて甘すぎたりもする部分があるんですけど。 氷室先生はええ大人だったので、 所々の文章に大人味のする 「これはヤラレタ感覚文章」があったりしてたんで。 (例 何か「海が聞こえる�供船▲い�あるから」での内容で。 不倫しているサラリーマンが大学の才媛美女に手出して。 悪びれ られない 理由っつーとことか。 女からすると、凄い酷くて。あんまり酷すぎて。バカで。 でも、「憎まれない人」設定が凄いリアルで。 異様にムカついて友達だったら蹴っ飛ばしたくなった所とかが…。 ↑蹴りかよ。 やるせなくて悲しくなる。 とか。 リカコの義理母が流産した時の。病院でのやり取りねぇ…。 あれはねえ…。凄いヤラレタ感覚が…。 義理母友人に責められて。責められるだろうなそれはっ…。て感じの。 リカコが逃げられない自己嫌悪どころじゃない最悪な状況で。 でも。いい悪いだけじゃない、 拓くんが思うリカコへの立場の違う故の想いとかが。凄いヤラレタ。 青臭いけどなんか有りだよなーみたいな。) 基本真面目な優等生な世界が多かった気がしますが、 それは健全っぽくって 「普通のオンナノコ」が読む分にとても安心感のある世界でした。 10代の 「優等生女の子 (普通からぶっとびから屈折からバリエーションはあるが)」 を書くのが絶品な人でした。 別に、衝撃的に主人公が今時の行動をする訳じゃなく。 恋愛妊娠○○絶リ○カ自○未遂とかいじめとか、 センセーショナルな設定な訳でもなく。 (…今時の話では無いのでそりゃそうか。 恋愛物語は初期は苦手な人だったかと。) あえて出すならデビュー作がソレ系だったかもしれんが。 それでも真面目を絵に描いたような内容だった気が。 (衝撃でも生き方周囲の捉え方が真面目王道な感じ。) 男性にゃわからんだろー世界は『クララ白書』 『なんて素敵にジャパネスク』でしょうかと。 『クララ白書』は…ミッション系お嬢女子高の女の世界のコメディ。 なんつーか…。 普通の女の子が。 顔だけはいい変人の友人やお祭り好きの漫画家志望の友人らと。 些細なことであれやコレやと喧嘩しつつも、 何だかんだと仲が良いというか。 あの年代のおなごにはありがちな可愛い感情とでもいうか…。 輝かしい先輩や屈折した後輩や。 そういう中で可愛く悩み、ぶっとぶ友人の行動に振り回されーの。 とか。 なんつーか…宝石箱みたいな話だ。 『なんて素敵に〜』は… 多分主人公の性格が殿方には受けつけんだろうと。 ↑女にのみ矢鱈人気ある。 我侭だが情が深い勢いのある女の子の話ですからの…。 何で人気あるかってと。 多分…同性を裏切らない上に…。 自分を殺そうとしてた師の宮という兄ちゃんまで、 (っていうか。アレは殺されてたんだよな…。本来は。 瑠璃姫の人を大切にしてきた結果の運というものが、 瑠璃姫の命を助けたんだ。) 運と根性で生きかえって。 ムカつきながらも、 助けちゃったりしちゃうというバカがつく程のお人好しさというか。 瑠璃姫にあるのは『地位と権力』←父親のだが。 その父をはったおし脅しながら(オイ)… 好きだった人や薄幸な女性を 命がけで 助ける話です。 そうか…。瑠璃姫のその後は…もう読めないのか…。 ………。 感情過多で。ただの『想い』だけでつっ走る。 周りからしたら迷惑きわまりない行動なんだけど。 理由がバカすぎる程のお人好し。 あの時代の法律なんざ、まるっきり無視して犯罪。 だけど今の法律で言うなら人権正当。 女は御簾の中で琴でもひいとけ、 政略結婚して側室おっても文句言うな時代で、 今の。現代のやり方を通す故に「化け者姫」みたいな 暴れん坊と噂される。 自分が何を言われても。名誉が汚れても。 女性としての評判がガタガタになっても。 (平安の貴族の世界では切実問題) 護りたい人は護りきる。(我侭だけどね。) そんな熱いキャラが同性の支持を受けとったのかと…。 (男性側からすると。迷惑ばっかりかけられて 面倒で厄介だよな。ありゃ。) いっぱい笑ったな…。 倉橋さんちの数子さんとか。(表で優等生美女。裏では腹黒大魔王。) ナタ振りマッキーとか。(なんというか…。笑 美人です。) 水無瀬のあき姫とか。←キャラが凄すぎます…。 ↑今。素でこんだけ出て来たが。(苦笑) ねえ。知ってますか。(知らんだろうが) 読んでそうなる人は多かったけど。 少女の頃。 たいして頭も良くない私が、ちゃんとかどうかは解らないけど。 古事記とか、源氏物語 (現代語訳でも難しいんだこれが。田辺さんだったかな。) に手を出したのは。その基礎を作ったのは。 氷室さんの影響だったんだよ。きっと。 基礎で、身近に平安とかの小物を解りやすく書いてくれてたから。 「?」とか思わずに「こんなんあるよね。うん。」とかって。 理解しやすくしてくれてたんだよね。 ずっと才能のある頭のいい人だと思っていたのに、 「私には才能が無いから映画とかの起承転結を徹底的に分析して、 凄く勉強した。」とか書いてあるのを読んだ時。 ああ、「そんじょそこらのただの少女小説家とは違うんだよ。」と。 当時読んでる人全てが一致した意見を持ったのは…。 その後どんな薄っぺらすぎる文章の流行が来ても。 多少古臭いけど、「だけど、氷室さんのは違う。」って。 一目置いていたのは。 自分自身が。 天才では無いという事を前提として努力していたからだったんだと。 何か物語を書く時や読む時。 映画を観る時。 氷室さんの努力を思い出して。 「起承転結。演出。分析するんだよね?」って。 私は決して上手くは出来ないけれど、 それから自然にするようになってたよ。 (その分析を文章にするのはど下手ですが。笑 感覚なのだ。) だって。「あの」氷室冴子さんですらそうしているのだから。 自分で才能が無いって言っているんだから。 天才っていうのは、もっと遥か上のレベルの物語を書く人の事なんだ。 って。 子供がお小遣いでね。その中で、小説を買ってくれる。 それを、すごく実りある、豊かな気持ちにしたいって。 「買って良かった。面白かったぁ。」って言ってもらえたら…って。 そんな意味合いの事を書いていた。 どんな偉そうな大人に褒められるよりも、 氷室さんは女の子が感動したり、笑顔になったり、 泣いたりして。「おもしろかった。」と言ってくれるのが 凄く嬉しい人だったんだろうなって。 その嘘の無い、きっぷのいいところが好きだった。 直木賞や芥川賞といった大人向け(?)賞があるけれど。 10代の女の子向けの最高峰の賞に相応しいのは、貴女でした。 氷室さん。 大人になって読んでて萎えるライトノベルズが多かった中、 (ゆとり教育、何処に行くんだよ…。って思った時期が…。) もし貸してくれるってんなら、 (流石に買わないとは思うんだけど。) 「氷室冴子なら、読む。多分今でも読める。」 そう言える人でした。 なんか…。 泣いてもいいですか? ご冥福を祈る前に…。凄いファンでもない癖に。 (ほとんど読破してましたけど…。) ただ、ただ早すぎだって…。 残念で。 ただ…泣ける。 --------------------------------------- 今日は明日に向けて それだけじゃないんだけどね。 --------------------------------------- その後、『クララ白書』読んでみて。 「読めるわ。(笑) そうなんだよ。 何でドーナツ生地冷蔵庫で3日寝かすんだよ。(笑) 可愛えわ。(涙)」 と思ったそんな懐かしい事しとりましたよ。 |
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