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真冬だというのに、語られてしもーた…。(ゲンナリ) マジ怪談体験。 いや、解ったからっ。 あっちやこっちの人に、霊感あるのは知ってるからっ。 私は一切その手の事には関わりたくないからっ。(涙) 登場人物。3人。悪友野郎ども。A、B、C。 歳のころは当時22、3歳 走り屋。(笑)←ここしか、この先笑うとこが無い…。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− とある伝説の有名怪奇現象多発地帯の高速道路へ上がる道。 「夜中は、絶対そっち側からは上るな!」 という先輩からの助言。 それを、まったく無視して、 夜中に走りやがるバカ3名。 その内のA君が、バリバリ霊感男である。 (なら、上がるなって!) A君談「いや!それよりも、走りたかった!」 …はい、そうですか。そうなんですか。 (…何バカ?走り屋バカ?) ただ、夜中2時3時頃ですから。 やっぱ嫌ーーーな気はしたようで。 地元では超有名な怪奇道路を、 わざわざそんな時間に走る他の車は一切無く。 途中。喉がかわき。 ジュースの自動販売機へと…。 (だから何故そんな所で車からおりるよ…?) 自販機の前で飲みつつ、つるむ。 田舎のヤンキーの様な若者3人。 目の前のカーブの道の先に… 電話ボックス発見。 (何か…それだけでもう嫌なんですけど…。) リーン。リーン。リーン。…。 (ほら。やっぱり。鳴っちゃったよ。誰も居ない電話ボックス。) B「何か聞こえね?」 C「…電話ボックス…。」 A「(…やべ…)…。取ってみるか?(笑)」 3人でおそるおそる電話ボックスの受話器を取る。 (…何も…。 わざわざよりによって、そんな所で勇気を出さなくても、 いいと思うんですけど…?) A「………。うわっ!!」←ダッシュで自販機まで逃げる。 B・C、後に続く。 B・C「何、何?なんか聞こえた?」 A「………女の声で……『たすけて』って……。」 3人、一気に冷や汗。 自販機の前で3名。おそるおそる電話ボックスを振り返る。 と。 その誰も居なかった筈の電話ボックスの中で…。 髪の長い女性が 電話かけてます……。 (出やがったーーーーー!!!!!!涙) 3名同時で車に全速力!!! 急発進させて、その電話ボックスから遠ざかりますっ!! A「見たか!?見たか!?さっきの!!」 B「やべー。こえー。こえええええ!」 C「うわー。初めて見た…。こえぇぇ。」 ハイテンション3人組。 恐いなりに、落ち着いて来ました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はい。 ここまでならば…。 今までの数ある伝説に似たレベルでしょうか…? ここまでならば。 これには先が有った。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そこは山道、上がり道。 3人はふと。目の前を走る赤いマーチに気がつきました。 一定の距離で走るそのマーチ。 A「………。 なあ。 俺ら自販機のとこでジュース飲んでて。 しばらく喋ってて。 一本道で。 車、一台でも通ったか?」 B「………………無いと思う………。」 C「……なかった。」 A「で。前を走るあの車は……?」 C「……気がつかない内に通ったか。 又は、…俺ら来る前に居て、 どこかで止まってて、 今走ってる…とか。」 B「………。お前、スピード出して追いついてみ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はーい。制限オーバーでコイツら走ってますよー。 誰かー。止めたげてーーーー。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A「この速度でまだ一定距離で前を行く?ありえんやろ。 車間距離、まったく縮まんねーんだけど?」 C「…………。 このさい…、車間距離思いっきり空けてみたら? こっちが20、30キロとかで…。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はーい。今度は迷惑速度ですよー。 車、他後ろに居ないからいーけど。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A「……おーい。向こうもスピード落としてるって。」 B「……………。着かず離れず…?」 C「……………こえーんだけど……。」 そんなこんなでしばらく走ってたら。 次の急カーブで。 赤いマーチは、ガードレールぶっちぎって 崖下へダイブ!!!! A・B・C「「「!!!!!!」」」 携帯で警察へ、速攻電話連絡。 パトカー到着。警察登場。 だが。 あまりの怪奇現象多発地帯の為。 警察「このへんよく有るんだよねー。こういうの。 見間違いじゃないの?」 …と。来てくれたものの、相手にしてくれません。 が。 3人があまりにはっきりと。 「だから!!見たんだって!!!!車!!!」 真剣に凄い剣幕で言いまくるものだから。 まじかなー? とでも思ったのか。 崖下、捜索。 「崖下に、それらしい車は無かった。」 無かった、と。 そ の 崖 下 に は、 …ね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 夏目「……で?」 A「………そこから何キロか離れた崖下に、 赤いマーチと…女性の御遺体があって。 3人で確認したけど、 ダイブした車と、 電話ボックスで見た女性やった……。」 死後、何日かたっておったそうです。 |
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