夏目久美の生きてりゃ上等!



夏目久美の生きてりゃ上等!


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●KUMI NATUME●
2004年10月21日(木)    ごひゃくまんえん…。


 この前行った美容院のお兄ちゃん。←若いのに店長。


 …ここはよしもとのライヴ会場か?

 という程、出入り業者さんとコンビで笑わせてくれました。
 (お洒落系美容院なのにっ)


 前してもらった腕が確かだったので。

 その腕に惚れて(人間には惚れてませんよ。笑)

 指名致しました。



 あ、やっぱ、この人腕いいわ。


 と思った手際の良さと、気配り。

 後輩の指導。



 あれだけ喋ってて、何で手が同時に動くよ?


 店長「実はですねー。阪神大震災の時、生き埋めになって
   生き延びた友達ってのがおりまして。

   そいつ、それ以来一時期壊れっぱなしで
   どうでもいいわー!みたいなのに友人一同で影響されまして。

   若かりし頃、俺もそれで色々しましたよー。

   で、勢いあまって。

   ホスト受けに行ったんですよ。この顔で!」



        お兄ちゃん。強面です。



 店長「しかも!当時俺スキンヘッドですよ!

   なのに!

   『ハイ。明日から来て下さい』ですよ!?


   こっち『はあっ!?』ですよ!!

   行きませんでしたけどね。」





 ……そ、それは…。キャラ採用なんでないかい?(笑)





 店長「だからもー、誰でもなれますって。アレはっ!」



 だから、そのお笑いキャラ採用だって!それ!(笑)



 店員「その口があれば、騙せるでしょう」



 ほらほら!店員さんにもそう思われてるし。



 店長「酷いなー。こういう事言われてます。
    しがない雇われ店長なのにっ。」






 しかも、そのお兄ちゃん。


 私の手元の女性雑誌のモデルさんの名前。



      全員知っているんですが。(謎)




 店長「こーゆー仕事しだしてから、そのへんの女の子よりも
   ブランドとか、雑誌モデルさんとか。お洒落関係の事、
   趣味になりましてねー。

   毎月買ってる雑誌がファッション雑誌ですから!


   道行く女性にも、目行ってしまって。

   『ああ!おしい!この子はこうしたほうがもっと綺麗なのに!』

   とか思ってしまうんですよ。

   俺がこんな(強面)だから、無いものを求めるというのもあるけど、

   彼女とか綺麗にするのに命かけますねえ。

   ……振られたばっかりですけどねっ!(笑)」

 


 自分の傷もネタにしてしまう性分。

 この人、お笑い芸人目指してもいいんじゃないのでしょうか?

 さんまさんが美容師になったら、こんな感じではなかろうか…。

 というくらい口がまわる。まわる。まわる。



 田舎人なのに、面白い人もおるもんだ。



 

 店長「この世界やってると。いろんな目にあいますよ。
   俺の友達なんか、手伝いで行った店のお客さんに気にいられて。
   五百万の車買ってもらってましたからねえ。
   しかも、現金一括払いで!」




    どんな世界なんだよ!!!!美容院業界!!!!






 店長「さすがにその友人、びびりましてね。

    でも、お客さんからしたら。たいした事ないんですよ」


 夏目「え?」


 店長「仕事。(口パクで→)○ープです」


 夏目「ああ!」


 店長「さすがにしばらくしてその車、売りましたけどねえ」







  私の知らない美容業界ワールドが広がっている模様です。




  


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