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運命の日(長文) |
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| 2004年08月22日(日) | |
| 午前5時40分くらい。 病院へ着いた。 時間が時間なだけに夜間専用の入口から入場。 言われた通りにナースステーションへ顔を出すと、 電話の看護師さんが歯をガシガシ磨いていた。 んが「あのぅ〜。」 看護師さん「あ!やっと来ちゃったね。んがさん?」 んが「はい。」 看護師さん「なっかなか来ちゃあないから、心配しちょったんよ。 さあ、じゃあ診察してみようかね?」 看護師さんじゃなくって助産婦さんだったか。 早速その助産婦さんに内診され、子宮口が柔らかくなって少し開いてるとの事で、私は陣痛室に寝かされ、母上は入院する部屋に荷物を置きに行った。 7時過ぎ。 朝ご飯を持ってきてくれたが、食欲がない。 しかし母上の「体力勝負だから食べときなさい!」 との言葉に、少しお腹に入れる。 9時過ぎ。 相変わらず痛みの波はあるが、まだ間隔が定まらず。 横のイスに座ってる母上はウトウトしてる。 10時過ぎ。 母上が近くのフジに買い物へ行ってくるとの事。 病院で持ち歩くバッグを頼む。 そう言えば今日は高校野球の決勝。 愛媛の済美はどうなるかな〜。 そうだ。母上に見てきてもらおうっと。 昨夜寝てなかったので、急に睡魔が襲ってきた。 昼過ぎから記憶が断続的になる。 母上が戻ってきた。 高校野球の結果を聞くと済美は残念ながら負けたらしい。 夕方から痛みが想像以上になってきた。 仰向けになって身をよじって痛みをのがす。 (横を向いたり楽な姿勢を探したが、結局はこの姿勢が1番マシだった。) それまで自分で痛みの間隔をはかっていたけど、 この時から母上に時間をみてもらう。 あまりの痛みで時計を見る余裕もなくなったのだ。 夜8時。 もう何度目かわかんない、陣痛の痛みに苦しんでた時 急にパシャッと何かが溢れ出た。 破水したのだ。 助産婦さんに言うと、子宮口の開きを確認してくれた。 「もうちょっと頑張ったら分娩室に行きましょう。」と言われた。 (/`Д´)/< 今すぐ行きたい! 9時過ぎ。 やっとでし。 やっと分娩室に案内される。 分娩台にのぼる。 ん? なんでしか?そりは? 足に大きなカバーをかけられる。 そしてその足をベルトで固定される。 ( ̄- ̄。)・・・もう逃げられないって事? ええい!産んでこの痛みに決着をつけてやるう! ベイベーも頑張ってるんだから私も頑張る。 助産婦さんに呼ばれてセンセイが登場。 「ふーーーーーーーーーーーん!!!」 みんなで一緒にいきむ。 途中で息がもれると、いきめなくなるので最後まで息をためて 踏ん張り続けるように言われる。 「むーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」 ダメだ。 体力無しの私はいきみが長く続けられない。 センセイも助産婦さんも「んがさん、もっと頑張らないと!」と声をかけてくる。 実はこの時 「この足枷さえなければ、ダッシュで逃げれるのに・・・。」 と、チョッピリ考えてしまったのは内緒。(* ̄∇ ̄*) エヘヘ TVとかドラマで見る出産シーンでは、周囲の人が 「ほら!もう少しよ。頭が見えてきたわ。」 とか、実況中継したりしてたけど実際は 「もっと頑張れ。」「口で息をしちゃあダメよ。」「姿勢をもっとこうして!」 などなど、ダメ出しのオンパレード。 最後にゃあセンセイが私の上に乗るように、 お腹を力一杯押し出す始末。 押されてるベイベーはお腹の中で大丈夫なのか? 何かが挟まってるような気がするんだけど 一体、私のアソコは今どーなってるんだろうか。 ベイベーはまだ出てくる気配はないのだろうか。 もう切っちゃった?切っちゃった? と、疑問や不安が頭の中を駆け巡っていたまさにその時、 股に挟まってた感覚がスコーンと無くなり、 助産婦さんの「はい。産まれましたよ〜。」の声。 え? 最初は「おぎゃー!!」じゃないの? ベイベーは大丈夫なの? ふと左下を見ると真っ赤なベイベー、まさに赤ちゃんを 看護師さん達がせっせと拭いたりチューブで何か吸ったりしていた。 少ししたら「ぅんぎゃーーーーーーっ!!」と元気な声が聞こえてきた。 私のベイベー。 そう思ったらウルウルしてきた。 胸元をはだけてベイベーを抱き締める。 産まれてすぐに肌と肌を密着させる、これをカンガルー抱っこって言うらしい。 パイを咥えさせると、ちゅっちゅくちゅーと吸ってくれた。 しばらく分娩室にベイベーと2人きり。 母上を呼んで、こっそり携帯で写真を撮った。 22時8分。 3350g。 ほんとうに産まれてくれたんだ。 そして、これからこの子と歩いていくのだ。 |
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