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2009年12月24日(木) |
バルセロナ建築の旅(その4) |
バルセロナの街の中はクリスマス前で活気にあふれている。
いつも海外旅行をするとその国の市場へ行くのが常だ。そこででかけたのが大きな市場。
乳製品を売っていたので覗いていると隣で買っていたおばさんがここの店「ムイ・ビエンよ」というので私もチーズをハーフキロ買うことにした。この店の人は気が利いていて真空パックにしてあげようかというのでしてもらった。飛行機の気圧や温度でせっかくのチーズが溶けてしまう事があるので助かる。やっぱり「ムイ・ビエン」な店だった。
ランブラス通り。 ここを「世界で最も美しい通り」と言ったのはイギリスのサマーセット・モームだ。中央の遊歩道にはプラタナスがあり、一年中観光客や市民で賑わう通りだ。 ランブラス通りから少し行くと今度はレイアール広場へとでた。 1878年ガウデイが建築家の資格を得た年に請け負ったバルセロナの公共施設、外灯がある。
レイアール広場の街灯 ガウデイ初めての作品。天辺に鉄兜がある。この鉄兜はガウデイが学生時代に興味を持った鉄細工の一つだったという。 夜この外灯に明かりがともる所を見たいと持ったが、ここは治安が悪いところなので近づいてはいけないところ。昼間も危険。
次はグエル邸へと行くがあいにく改修工事のため中に入れずまったく残念無念。
グエル邸
ガウデイが活躍した時代はバルセロナ発展期にあたり、ガウデイ以外にも優れた作品を残す建築家たちがあらわれた。19世紀末から20世紀初頭にかけてバルセロナで流行したモデルニスモ建築と呼ばれる華麗な建築・芸術様式の建物である。 その中でもガウデイのライバルと呼ばれたリュイス・ドメネク・イ・モンタネールもすばらしい作品を残している。
カタルーニャ音楽堂
中を撮影できなかったは残念であるが、優美で繊細な美しさは天才ガウデイとはまったくことなるものである。ためいきがでるぐらい美しかった。この美しい音楽堂は今でも365日音楽会がジャズからヒップホップ、クラッシックまで開かれているという。 冷たい雨の中、次は1962年に完成した建築士会会館の壁にピカソのデッサン画が描かれているのを見に。
建築士会会館のピカソのデッサン画
ピカソは民族舞踊のサルダナや、巨人人形ギガンデスなど、少年時代にみたカタルーニャ地方の祭事を躍動感あふれるタッチで表現。 ピカソの壁画を見たからにはピカソ美術館へ行くべし!
ピカソ美術館 (続く)
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