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2007年05月23日(水) |
岐阜県郡上八幡・ひるがの高原 |
朝4時起床。
富山へ出張のため早起きする。 自宅から富山まで車で出かけることにした。
朝4時ごろから雨が降り出して五時半に家をでるころには土砂降りとなった。
富山では夕方の会議と懇親会に間に合うように行けばよいのでのんびりと郡上八幡、白川の合掌村、五箇山の平家の落人の集落などを見ながら行く予定にしていた。
車で名古屋から富山までというのはかなりの距離だけれど、のんびり行こうと思ったので気持ちは楽だったけれど、いかんせん雨が土砂降りでは興ざめだ。
先ずは大雨の中岐阜県郡上八幡に。
郡上八幡は長良川の上流に位置し、奥美濃の山々から流れ出た吉田川、小駄良川など三つの川が合流するところにある。
この恵まれた地形と、長い歴史の中で郡上びとによってはぐくまれた清流の文化は郡上八幡の貴重な遺産。
環境省が選定した「日本名水百選」の第1号に指定されたことで有名になった湧水が「宗祇水」
文明3年(1471)連歌の宗匠・飯尾宗祇が郡上の領主である東常縁から古今伝授を受けて京へ戻るとき、当時の2大歌人であるふたりが、この泉のほとりで歌を詠み交わしました。
「もみじ葉の 流るるたつた白雲の 花のみよし野思ひ忘るな 常縁」
「三年ごし 心をつくす思ひ川 春立つ沢に湧き出づるかな 宗祇」
惜しむ別れを清泉に託した2首の和歌が残されている。
雨がどんどんふりしきるので先を急ぐことにした。 車のワイパーがせわしなく左右に首を振るなかひるがの高原へ。
長良川源流に位置するひるがの高原は日本海側と太平洋側の嶺 にあたる分水嶺がある。小さなせせらぎが流れる分水嶺から、左 が太平洋、右が日本海へと分かれる。 ここではほんの小さな流れだがやがて長良川と庄川の大きな流れ となり、また海で1つになる。そんな小さなドラマがここにある。
雨はやむ様子もなく、次は世界遺産に認定された岐阜県白川郷へと車を進めることにした。
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