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2005年06月08日(水) ベルギー(ブリュッセルその2)

ベルギー随一、フランドル絵画の傑作がそろっている王立美術館へやってきた。
※ナポレオンがパリのルーブル美術館から名画の数々をここに送ってきて名声を博すようになった。巨大な美術館なのでポイントを絞ってみないと日が暮れてしまう。
そこでブリューゲル、シャガール、ルーベンス、スーラを見ることにした。

ブリューゲル



これもブリューゲル


シャガール


シャガール


小便小僧の前でお祭りがあった。
小便小僧からワインが出てきてそれを皆に配っているところ。





突然日本語で「これって何かのお祭りですか?」と尋ねられた。
振り返ってみるとこの子だった。お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人のハーフ。大阪在住とか。アメリカの大学を卒業してヨーロッパを一人旅しているところだという。ホテル代を浮かせるためにほとんど夜行列車での旅だという。二人で盛り上がって大いに飲んで騒いで旅談義なんぞを通りの真ん中で、お祭りの真っ只中でしておおいに喜び合った。

楽しいお祭りで結局小便小僧から注がれたワインは5,6杯も飲んだだろうか。
顔が真っ赤に上気してほろ酔い加減でいい気分!
「あ〜。人生最高ね!」と二人で抱き合ったのであった。


そしてお祭りも終わって翌日の小便小僧はこんなふう↓


※さてここで「小便小僧」の説明を:
別名ジュリアン君とも呼ばれているこの小便小僧の起源には諸説ある。
昔、ブリュッセルの町が敵に包囲され爆薬を仕掛けられたとき、爆破寸前に一人の子供がおしっこをかけ、導火線の火を消した。町の人はその子供の勇気をたたえ銅像を作ったなど・・
ジュリアン君は衣装もち。650着以上が市立博物館に展示されている。最初に衣装を贈ったのは17世紀末のオランダ総督で、1747年にはフランス兵が小便小僧に狼藉を働いたことを謝罪してルイ15世から衣装が届いた。以来今日まで世界中から寄贈されている。


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