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| 2004年03月13日(土) |
パーティー(イギリス篇) |
イギリスにいた頃、 クラスにアラブのさる国のお姫様が留学していたので、ついでのおまけとしてご学友 (?)の私達数人も貴族のお屋敷のパーティーに招待されることがあった。 お庭を案内すると言われても広大な森 になっていて馬にのって散策するという。遙か彼方まで領地で、小川が流れていて シェリーやワーズワースでなくても田園詩人になれそうな雰囲気だった。居間の椅子に何気なく腰掛けようとしたら ビクトリア女王から頂いた物だとか? 「うそー!このこぎたないぼろの椅子が?」と思わず言いそうになってやめた。
いよいよ晩餐会の始まり。左隣の席にハンサムな青年が座った。右は中年のおじさま。このおじさま、、話題が豊富で面白い。シェイクスピアにやたらと詳しい。ソネットをそらんじていて朗々と語ってくれたりする。一方的に聞くだけでは いけないと思って、日本にはシェイクスピアより200年も前からお能っていう伝統 芸があるのよ。知ってる?なんぞと言ってみたら、このおじさ ん、お能にも詳しかった。そのうち、能「葵の上」と「「オフィーリア」の演技につ いて私見を交わしたりした。 さて、ディナーも終わり、居間へ移り、晩餐のお礼にピアノ演奏をした。 演奏し終わると先の青年がつかつかと寄ってきて小さな花束をくれ手にキスをしてく れた。これは貴族の子供が幼いときからしつけられるマナーでベイズマンとよばれ る。。話してみるとここの当主の息子だとか。ついでにさっきのおじさんの正体をき くと英文学者で元有名なシェイクスピア役者だそうだ。道理でソネットをたくさん 知っているわけだ。と思っているうちに早くもおじさまが立ち上がって、詩の朗読を ご披露しだした。 「韻を踏んで朗々たる名詩だね」と隣の紳士が私にささやいた。「素敵ね」と答えて おいたが、残念ながらさっぱり分からなかった。 さてかのアラブのお姫様はというとこの晩餐会の日を境に大事件を巻き起こすことに なった。それはかのベイズマンとある人物とを挟んで恋のさやあて合戦に発展して いったのである。、その後、私達友人はお姫様の恋のカモフラージュの為に色々な パーティーにかり出され、お陰で面白い事柄に事欠かない日々を送ることになった。
続きはまたあとで・・・・
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