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| 2004年03月09日(火) |
ロングドレスの下の秘密(ウイーン篇) |
ウイーン国立歌劇場STAATSOPER。
ここのボックス席でオペラを聴けたら最高だ。
ドレスアップして優雅にボックス席でオペラを聴けたら・・・と思うけれどなかなか切符がとれない。 半年ぐらい前でも手に入らない。手に入ってもエージェンシーに5万円ぐらいで買わされる。 しかし、立ち見の席は破格に安い値段。 したがって毎日聴きに来る音楽通の席とも言えるので出演者が最も恐れる席。陣取りはハンカチを結んでおく。一人分60cmは確保出来る。
ウイーンのチケット売場の女の子と仲良しになり、冗談でボックス席に空きが出来たら取っておいてねと頼んでおいたら、なんと偶然最高席にキャンセルがあったと連絡が来た。
ジーパンにシャツ姿ではとてもボックス席には座れない。
あわてて部屋にドレスをとりに戻って息せききってオペラ座に駆けつけるとちょうどオペラ「HERODIATE」が始まるところだった。
切符を彼女から受け取り、ロングドレスに着替えていざっと言うときにはたと気が付いた。 な〜〜〜〜〜んと、ハイヒールを部屋に忘れてきてしまった!
ロングスカートの下にスニーカーは上手く隠れたのでもう意を決して入る事にした。
きらびやかなオペラ座の階段をしずしずとロングスカートを引きずりながらボックス席に座った。 3階のボックス席は5人一部屋。その最前列に座れた。 オペラは「サロメ」を現代風にアレンジしたものだった。
幕間にはシャンパンやワインで喉を潤しながら歓談する。 私もすっかりその雰囲気にとけ込んでシャンパンを飲む事にした。小テーブルでシャンパンを飲んでいたら隣にいた紳士の肘が当たってオペラバッグが床に落ちてしまった。 あわてて拾おうとするとその紳士がバッグをいち早く拾ってくれた。でもそのときの表情!!!! はっと私は気づいたときは後の祭り。 つまりバッグを拾おうとした紳士は私のロングスカートからわずかに覗いたスニーカーを発見したというわけだ!!
エレガントにドレスアップしたロングスカートの下からのぞいたどろんこのスニーカー!!
世界一豪華絢爛。ウイーン国立歌劇場での世紀の大失敗である! ウイーンというとこのときの有様を思い出し、冷や汗がでてくる。
正月元旦。我らが小澤征爾さん指揮のウイーンニューイヤーズコンサートを聴いて感激しながらも思い出した一事件だ。
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