本音キッス

2008年08月15日(金) 8月13日(水)

8月13日。

緊張してあんま眠れんかった。
着ていく服の組み合わせとか色とかで迷った迷った。
でも色んな人の助けで朝起きれたよー、ありがとう。

交通センター9時半。
ちょうどくらいに着いて駐車場に停めてメール。
したら電話が掛かってきた。ダイソーの前にいるって。
3分待って!と言って電話を切る。ダッシュ。
どきどきが止まらない。

バス券売場をすり抜けて、ダイソーの前。
どきどきしながら姿を探す。
去年の秋に会って以来…半年以上振り。
ひとりの男の人を見つける。
携帯を手にしてる。どきどきしながら近づく。

5mくらいの所で電話を掛けてみた。
その人が携帯を取る。電話に出る。

「「もしもし」」

こっちを向いて笑った。
あたしも、つられて笑った。

いらっしゃいませ、熊本へ!
こうして初の熊本デートが始まりました。

車の中でだったか、着いた当初だったか忘れたけど、
あたしが緊張して眠れんかったよって話したら、

相手は… 寝 て な い …だと…っっ!!??

エーー!!大丈夫なの!!??
なんか眠れんかったとよね〜と苦笑いしつつも、
でも大丈夫だけん!って言う相手…大丈夫かなあ。
眠くなったら寝なよーといちおう声を掛けて、

目指すは 阿蘇 です。

プックに言われていたので覚悟はしてたけど、
57号線…すっげーーーー渋滞。
これでGWだったらどんなに恐ろしかったか…!!
さすがTHE・いっぽんみち。
前に走ってるゴミ収集車の話をしつつ、笑、
1個目・白川水源 へ。

うーん予想通り?予想外?
駐車場は混んでたけど、あたしの考えてた範囲内の
人の数で…ちょっと安心した。

白川水源に着いたときは晴れてたけど、
途中で天気が危うくなって…
気付いたら 大雨。

なんか半分晴れてて半分曇ってるねって
白川水源に向かう途中で話してはいたけれど、
ああーん…やっぱり降っちゃったのねぇ…;;

傘は車の後部座席に2本置いてたんだけど、
着いたときに晴れてたけん傘は持っておらず。
あたしのバカー><
水源で、しばし滞在する羽目に…

でも、雨宿りしながら、近くに居たちいちゃい子を見て
相手の保育園の話とかできて楽しかったかなー。
(相手は週末、保育園でボランティアしています)

何歳くらいが可愛い?とか、紙芝居って難しい?とか…
途中で、えりちゃんとこのせなの話とかもした。
最近こども達に名前覚えてもらったとよねーって話になり、
今までは『おにいちゃん先生』って呼ばれてたんだって。
明日香さんも保育園ボランティアしてみたらって言われて、
ちょっとその気になってもた。単純ww
あたしが行くならおねえちゃん先生なのかな…モエモエ。

少しずつ雨が止んできて、今なら移動できるかっと判断し
小雨の中、白川水源の横にある石屋さんへ〜。
いつもは何もやってない小さい神社?みたいなトコで、
インスピレーションで書道やります!みたいなイベント?やってた。
あやしす…笑 とりあえず通り過ぎた。

こないだ行った時と同じお姉さんに、占いしてもらった。
相手は話を真剣に聞きながら当たってる〜て後で笑ってた。
んで、選んでもらった3つの石の1個をお持ち帰り。
今のところ仕事のストレスとか、そういう系は無いみたいで
健康面に作用する石を選んでた。効くといいねえ。

そういえば、相手、
水源では上を見上げたらでかい水滴が目の中に落ちてきてびっくりし、
車に乗ろうとすると後頭部を車のドアにぶつけたり…と
ハプニングの連続でした。笑ったけど。
頭へこんでないかな〜て笑いながら次の場所へ。
2個目・シークレット・美術館!

そうそう…移動中のBGMだけど、
最初は相手に選んでもらってスキマスイッチ。
でも後で、実は曲をよく知らないということが判明w
じゃあゆず聴こうー!と、ゆずベスト『HOME』から
『GOING』、あと氷川きよしが入ってるCDを流してた。

ゆずLIVEの話で、「やー!」の掛け声の話を思い出したので
話してみたら あるあるっつって笑ってた。
あと、にわかせんべい?のCMの「ごめ〜ん」ってやつ。
ホントに福岡であってるんだねぇ。1回見てみたい。

美術館に到着!
ちょっとばかし願ってたのが効いたのか、
到着したら雨が止んで少し晴れてきてた。やた。
次にどこへ行くか言わずに美術館へ来たので、
ビックリしてたけどなんか感動してくれた。
山の中に絵本美術館!?みたいな。
そう…その反応が見たかったのだよ…笑
こっそりほくそ笑む。

さてさて驚かせたところで入館〜。
ここでアレを見せられたらいいのだけど…
どきどき。そしたら入館の際に、スタッフさんから
『遊びに来てますよ^−^』と…!!
謎な顔をする相手をいいからいいから、と中へ案内。

まずは美術館の展示を楽しむ。
あたしは、こないだ来たばっかだったけど
いつ見ても、何度見てもいいなぁーって思う。
相手は相手でいっこずつ真剣に見てたので、
あたしもあたしでいっこずつ眺めてた。

奥にある、絵本コーナーで、
2人で『地雷ではなく花をください』を熟読。
ちょっと真面目な話とかしてみる。いろいろ考えた。
いま何か出来ることがあるはずだよね。

展示をひと通り見終わり、いよいよ外へ…
ドアを開けた瞬間に。うわぁーつって笑顔になった相手。
そうそう、その笑顔が以下略!
初めての人には新鮮な眺めなのかもしれないね。
雨も上がってたので外へ出てみる。

そしてあたしの中で今日1番見せたかった
例のアレを生で見せることが出来ましたー!!
そうそう。アレです。青いあの子達です。
前に見たときよりも少し数が多かった気がするな。

あたしは1箇所しか見てなかったんだけど、
実は他の場所にもいたりしてびっくり。
今回も写真をいっぱい撮りました。

ジェイクの丘で背伸びを2人でしてみる。
気持ちいいねー。遠くに見える有明海を説明しつつ
ふたりで緑の道をゆっくりゆっくり歩いて戻る。
ああ、ホントに雨上がってくれてありがとう。
阿蘇の天気に感謝しつつ美術館を後にする。

相手は、ポストカードを買ってました。
あたしは、青い子のキーホルダーげと。
車に乗った途端に飾り付けちゃった。てへ。
さて3個目。草千里です。

草千里へ向かってると…段々天気が危うく…
そいで到着したら…雨ーーー。
ぼんやりと草千里は見えますけどもっ;;
駐車場に入って、いそいそと傘を出して外へ。
『傘も苺なんだね〜』って笑われた。
スイマーの赤苺傘を差してました。初差しでした。

苺のおかげで幸せな気持ちになりつつ草千里を眺める。
馬乗り場があって、雨の中 待ってる馬達の後姿に哀愁を感じつつ
併設してる火山ミュージアムとオルゴール響和国へ。
そっちに向かって歩いて…着いて振り返ったら 凄い雲!!
一気に草千里が見えなくなる…見えなくなった…
んで雨がすげぇ勢いで降り始める。ちょw間一髪ww

真っ白になってく草千里をしばし眺めて、施設に入る。
入り口に置いてある火山弾ってやつに興味津々の相手。
あたしはわからんので相手の説明を聞いていました。
こんなん勉強したっけ?謎ー!

火山ミュージアムが時間の関係で行けず、
お土産屋さんとオルゴール響和国を眺めることに。
オルゴールで、レーザーでガラスの中に絵を作る方法を
相手に教えてもらいました。でも半分くらいしかわからんかったw
あと、お土産屋さんで提灯の話で盛り上がる。
甘いものが欲しくなって、凍ったシュークリームを買った。

車で食べよっか〜て話して外に出たら、あら…晴れた。
山の天気変わりすぎ自重www

車を、草千里にいちばん近い位置に停めてて、
なんか天気も良くなったし、牛とか馬が降りてきてるし、笑
どうせだから行っちゃう!?と、草千里を歩くことに。

牛か馬のフンを避けつつ、乗馬してる人々&馬を見つつ、
なんか沼?みたいな所のいちばん近くまで辿り着く。
うわぁーでっか!そして広っ!駐車場が遠っ!

馬に近づいたら蹴られそうだよねーとか、
あの馬達って野性かな、捕まえて乗馬用にするんかな、
丘の上に見えた人は実は鳥と棒だった…話をしながら
ぼちぼち駐車場へ戻る。草千里、久々に歩いてみたけど良かったわ。
とうもろこし売ってるおばちゃん達が必死で少し笑ってもた。

買ってたシューが少し溶けてて、
2人で車内で草千里を眺めながら食べた。
どこらへんが生なんだろうって話してたけど結局わからんかった。
美味しかったです。冷たくて!
ちゃんと完食して次の場所へ。
最後。街へ戻ります。

山を下ってると、なんか相手の様子が…
そう、おねむ状態になっていたのです!
あたしが話をしてるんだけど、反応が鈍くなったり、
ごめん聞いてなかったwもっかい言って、とか言ったり、
そうしているうちに…かっくんかっくんなってきた。

ホラ!やっぱり眠くなった!!
まだ時間掛かるけん寝てなって言って、
最初はシート起こしたまま眠りに入ろうとしてたけど、
体勢きつそうだったからシート倒していいよっつって倒させる。
気持ち ちょっと倒した助手席で、段々 すよすよ…
寝息が聞こえてきたので、あたしはゆず歌いながら山を下りました。
途中でまた大雨になったけど相手は起きなかった。
よっぽど眠かったんだねぇ。
そして盗撮するあたし。笑…

アゲイン2が流れてるときに辛島町のパスートへ到着。
目覚める相手。寝てしまってごめん〜と言われた。
眠かったんだけんよかたい。あんま気にしなかった。

時間はちょうど予定の10分前。行きますかー。
駐車場で、お土産を渡された。博多とおりもん。
おいしいので好きです。ありがとう。
本日の締めは、『ゆず』で飲み!

相手、行き帰りはバスなので、帰りはあっこから乗るんだよ〜と
交通センターの方角を案内しながら飲み屋に到着。
案内された席…予約のときからわかってたけどさ!!

カ ッ プ ル シ ー ト
キタ━━☆゚・*:。.:(゚∀゚)゚・*:..:☆━━━!!

横に並んで座って飲むタイプの席で、
完全個室なためのれんを下げちゃえば2人きり。
あんま緊張しなかった(いちんち喋ってて疲れてたのかもw)。
相手は生。あたしはカシオレ。飲み物だけ注文してまずはカンパーイ!

前から酒は弱くないと言ってたけど、
『明日香さんペース早いw』って言われた。ごめーん☆
久々のお酒おいしいよおいしいよ。ぐんぐん飲みます。

ここの飲み屋さんは、熊本の郷土料理が食べれるって
ホットペッパーで紹介されてたので…
馬刺し盛りと辛子蓮根と一文字のぐるぐるを注文。
お通しのカツオのたたきみたいなやつも美味しかったな。

店員さんにオススメされて、お豆腐も頼んだ。おいしかった。
あとあたしのリクエストで鶏の唐揚げを注文…
軟骨の唐揚げがあったら迷わずそっちを注文してたけどねw

飲みながら、最初は何話したっけなぁ〜…
今日の阿蘇の事とか、家族の事とか、将来の事とか。
あたしも相手も子供が好きで、よく電話で話してたので
その延長線上みたいな話とか…真面目な話とか。

飲んだけど完全に酔いはしなかった。
あと数十分でさよなら。それを考えると
すこし泣きそうになった。でも泣かなかった。

時間一杯になって、ラストオーダー。
相手が腕時計を見る。帰りのバスの事を考えてたんかな。
時計を見て、相手が口を開いた。

『まだ時間あるけん、どっか行く?』

予想外の答えでびっくりした。
時間大丈夫なら行こっかって返した。
嬉しかった。そして次の店へ。
なるべく交通センターに近い…初めてのバー。
地下の階段を2人で降りていった。

この直前…
飲み屋さんで飲んでる最中、
相手がお手洗いに行ってる隙に
何人かの友達にメールしてました…あたし。

「好きだと言ってもいいのかわからない」

「なんかよくわからない」

そうして何人かから返信をもらった。
急がなくてもいいんじゃない、とか、
好きだつっても友達は続けてくれるよとか。
…あえて返信をしてくれなかった人とか。笑。
みんなみんな、ありがとう。

前にも言われたけど、相談する時点で、
もう自分の行動は決まっちゃってるんだと思う。
あたしはそれを実行に移そうと思った。









こっから先は展開がアレなんで、
お前…色々はえーよ…と思う人は、
読まないでやってください。
ごめんね。笑









照明が薄暗いバーの中。
カウンターに座る。
ガラスのテーブルの下に、赤い薔薇が敷き詰められてて
2人で何個あるか数えてた。途中でやめたけどw
甘くて強いお酒を注文。相手は…ジャックダニエル?
忘れちゃった。なんか名前のちゃんとあるお酒だった。

お酒をまったり飲みながら、
出された角砂糖みたいなチョコをかじりながら、
バーの雰囲気と、ちょっときついお酒を楽しんだ。
もちろん相手との会話も。

飲み屋で話せなかった事を話した。
あたしの中で、今いちばん想っているのはあなただと。
こうやって熊本に来てくれて嬉しかったこと。
もし彼女が出来たら、あたしは泣いちゃうよってこと。
チョコが段々、崩れていく。

相手も、話してなかったことを話してくれた。
最初に告白された時は、怖くて断ったってこと。苦笑
なんにも想ってなかったらこうやって遊びに来ないってこと。
自分も、あたしに彼氏が出来たら悲しいなって。
相手も少しずつ、チョコを崩す。

飲み屋での雰囲気とは違くて、
ずーっとお互い見つめながら話をしてた、気がする。

しばらくして、
相手が 腕時計を見た。

『とりあえず…終電がなくなっちゃいました』

終電=バスの事だったと思うけど。
あたしは何も言わずに、その夜は
1人でネカフェに泊まるつもりだった。
けれど、相手が 今日は帰れなくなった。

帰らないと分かって、正直、嬉しかった。
あたしは、もっと話がしたいと思った。
相手も、あたしと話がしたいと言った。
バーで頭を撫でられた。久々の行為だった。

いつぞや、
少し仲良くなった男性に同じ事をされたときは
言っちゃ悪いけど鳥肌が立って正直 無理だった。
お酒のせいだったんだろうけど。
撫でられて、拒否反応は出ず、ただただ嬉しかった。

バーを出た。東横インが見える。
そこへ行こうと、2人で歩き出した。

東横インに入って、部屋を取る。
2階の201号室…だったかな。忘れた。
エレベータの2つ隣くらいの部屋だった。
キーをドアの横に挿して、ベッドに2人で座る。

もっと話したいって思った気持ちは本当。
だから飲み屋の続き、バーの続き、
内容は色々…あたしは靴下を脱ぎながら、
ぽつりぽつりと話す。
相手も、あたしに質問しながら、話をする。

途中でお酒が足りないねって、
目の前にあるエブリワンで買い足した。
お酒と、ゼリーと、ポカリと、レモン水。

このエブリワンはエロいエブリワンなんだよ〜と
ピンクいロゴマークを指差して言った。
笑ってた。あたしも笑った。
エブリワンは福岡には無いらしい。へー。

部屋に戻って、
あたしは聞いた。

後悔しない?
忘れたりしない?
明日になって『ごめん』は嫌だよ。

相手は答えた。

ここは敢えて伏せるけど…
あたしが 答えに答え返す前に、
もっと話したいけど、と言われて

瞬間

クチを、クチで、塞がれた。
それからしばらく、何も話さなかった。
話せなくなっていた。

身体は求めなかった。
ずっと、口唇を合わせてた。
長い長いキス。
何度も口づけて、囁いた。

好き

好き

好き

…好き。

あたしは、
相手の「彼女」になった。

相手は、
あたしの「彼」に変わった。

8月13日。
あたしが、彼と、
お付き合いを始めた夜になった。




〜8月14日へ〜


 < old  INDEX  new >


みつば