本日は扶桑社ミステリー刊。 マンリイ・ウェイド ウェルマン著「ルネサンスへ飛んだ男」です。
離れた時代に自分を「投影」する、”時間反射機”を開発した青年・レオ。 半信半疑の友人を残し、単身ルネサンス期のフィレンツェへ飛ぶが、 そこで狡猾な自称「妖術師」グァラッコの手に落ちてしまう。 科学知識を利用され、陰謀に利用されるレオ。 時の権力者・メディチ家兄弟、美しい少女リザ、様々な人物を巻き込み、グァラッコの邪悪な企みがレオを飲み込んでいく…。
時間旅行という奇想天外なアイデアを軸に、綿密な時代考証を絡めて進んでいく物語は見事という他ありません。 SF作家として有名を誇る作者の、知られざる代表作とありますが、 これが埋もれているなんて非常に勿体ないと思います。
ラストまで一気に読める傑作です。
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