師匠戦記 第5章 by R-MOON

 

 

届かない距離 - 2005年03月19日(土)

なんとなく毎日更新してます。
そのほうが現実との折り合いがつくからか。



通夜。

あまりにも圧倒的な「死」っていう現実がそこにはあったわけで。
如何に人間が「死」に対して無力なのかを証明させられた。

生きているならいくらでも干渉できる。
死に近づく、とは言ってもまだいける。
それは「生」だから。

だけど「死」になった瞬間、目の前に壁が出来る。
そこからあまりにも絶対的で圧倒的な、手の届かない存在になってしまうってわけだ。

泣けなかった。
今までの中で一番悲しかったような気がするのに。

現実を見ていない自分が己の中に居るんだろうかね。
全部受け入れた瞬間、全部終わるわけだからな。

まだ考える。
自問自答の日々は続くのかもしれない。
誰が悪いってことはないのにな。

効率よく生きてると思っていた。
うまく、器用に生きてると思っていた。

思ってただけ。
一番不器用なのは、俺だった。

いじょ。


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