陸橋...東風

 

 

右手が痛い。 - 2009年09月24日(木)

腱鞘炎になっているらしく(夫の診断)、右手に負荷をかけると痛みが走ります。
しかし不幸中の幸いだったのは左手ではなかったこと。
挿管するには左手命です。ていうか左手使えなかったら仕事ができません。
とはいえ右手痛いままでは日常生活ちょっと困るので
湿布をオリジナルサイズででかでかと貼って過ごす日々です。大袈裟すぎる。

原因は学会発表のスライド作りか…
しかしそんなに痛くなるほど立派なスライドは作っていないのだが。

9月21日に谷山浩子さんの『猫森集会』に行って来ました。
中学の時から谷山さんが大好きだったので、どうも15年ばかりファンをやっていた計算になりますが
今回初めて猫森集会に参加することができました。

しかもファンクラブに入っている大分以前の大学の先輩に取ってもらった席がとても良かったのです。
谷山さんの真後ろ最前列!後姿しか拝めないのが嬉しいやら悲しいやら。
でもピアノの鍵盤使いまでまじまじと見ることができたので、本当に貴重な経験でした。

しかしながら今を去ること10年前に半年だけ先輩だった人と(何故なら私が大学を辞めたからだが。)
しかも半年の間に会ったのが5回くらい、って人と
開場前の1時間半、一体何を話せというのだ。
話に困ってうっかり天気の話までしちゃったよ。イギリス人か私は。
とはいえ一定時間が過ぎると合唱の話で盛り上がったので良かったのだけど。

話が逸れましたが、絶好の席でライブが始まり、谷山さんの歌声にうっとりしておったら
猫森集会のゲストでROLLYさんと佐藤研二さんが登場。

ROLLYさんが出るからきっと面白かろうと思いこの日を先輩に取って貰ったのだけれど
これがもう想像以上にダークで面白くて、素敵で。
これまで行ったどんなライブよりも充実した内容でした。
ていうかROLLYさんのことはよく喋るひとだなぁと
そしてWOWOWとかでお見かけすると相当ギター上手い人なんだなー、ぐらいに思っていたけれど。
谷山さんの曲にROLLYさんのギターが乗った途端、何かもう凄い鳥肌もので。
ギターであれほど鳥肌が立ったのは初めてかもしれません。

そして谷山さんの『鏡』がROLLYさんによって歌われたのですが。
ただでさえ恐ろしいあの歌が超低音により凄みが増し
ぞくぞくするくらいおどろおどろしく、美しい世界でした。
本当に谷山さん観にきたのにROLLYさんに釘付けな2時間あまりでした。
久しぶりに一人のひとに魅了された時間でした。

3日経った今でも何だかボーっとしているし(笑)
まだ魅了され続けているらしい。ハマりそうで怖いです。

もうお一方のゲスト、佐藤研二さんのベースもEdgyで、なのに時に叙情的で。
チェロも演奏されていましたが、その音色が曲と相まって素晴らしくて、思わず涙が零れそうになりましたよ。

それにしてもやはり谷山浩子さんの創り出す音楽の凄さというか幅の広さ、
言葉が創り上げる世界、ガラスのように繊細な、でも揺ぎ無い世界。
そういったものの凄さを改めて認識した2時間でした。
谷山さんの楽曲があるからこそ、これほどのライブが実現し
何か全てが内包された感じだった。
上手く表現できないけれど。

本当に凄いライブだったなぁ…。
映像化して欲しいと切に願います。


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